グラフィックデザイン用のソフト「Photoshop」は、イラスト制作の分野でも多くのユーザーに使用されています。Photoshopでイラストを描きたいけれど、ブラシや機能の使い方が分からない……。そんな悩みを抱えていらっしゃる方はいませんか?
今回は、Photoshopのイラスト用の本を紹介。ブラシのテクニックやキャラクター・背景の描き方が学べる、Photoshopの本を見ていきましょう。
この記事の目次
イラストの描き方が学べるPhotoshopの本5選
これからイラスト制作を始める方にオススメな本『はじめてさんのPhotoshop おえかき入門』
『はじめてさんのPhotoshop おえかき入門』(著:riresu/編:フロッグデザイン/ソシム)は、Photoshopの基本操作やデジタルイラストの制作過程を掲載した本です。各チャプターではアニメ塗り・厚塗り・水彩塗りと、イラスト制作のメジャーな技法が紹介されており、それぞれの塗り方でラフ・線画・色塗り・仕上げの工程を学ぶことができます。
機能の多いPhotoshopの操作は、慣れていないと戸惑ってしまうことも多いと思います。レイヤーの使い方や線画に使うブラシなど、デジタルイラストを作成するためのPhotoshopの使い方を本で学びましょう。これからデジ絵を始める方にオススメです。
女性キャラクターの表現テクニックを公開。『mignonがしっかり教える「肌塗り」の秘訣』
『mignonがしっかり教える「肌塗り」の秘訣』(著:mignon/SBクリエイティブ)は、女性キャラクターの肌の塗り方をPhotoshopを使って解説した本。ラフ・線画・下塗り・仕上げといったイラスト制作の工程や、腕・脚・おなかなどの体のパーツごとの塗り方が公開されており、魅力的な女性キャラクターを描くためのテクニックが学べます。7種類のPhotoshopブラシや塗り方の動画など、特典データも充実しています。
キャラクター絵にも慣れてきたし、どういった塗り方をすれば見栄えの良い女性キャラクターのイラストに仕上げられるのだろう? そんなときのステップアップの本としてオススメです。
ブラシ機能を詳しく解説している本『Photoshopペイントメソッド』
『Photoshopペイントメソッド』(著:井上 のきあ/エムディエヌコーポレーション)では、Photoshopのブラシ機能を専門的に解説しています。ブラシの使い分けやパラメーターの設定、タッチの出し方やカスタマイズ方法など、Photoshopブラシを使った塗り方を習得できます。
使用するブラシの種類やタッチの出し方は、イラストの印象にも密接に関わっています。Photoshopのブラシの使い方を理解して、理想的なイラストに近づけましょう。
どのブラシを使ったらよいか分からずにお悩みの方や、ブラシの描き味の調整方法を学びたい方は、ぜひ読んでみてください。
背景イラストの基本や自然物の描き方が学べる本『「ファンタジー背景」描き方教室』
『「ファンタジー背景」描き方教室』(著:よー清水/SBクリエイティブ)では、面・球体といった基本の立体の捉え方や見栄えの良い構図の考え方、様々な自然物の描き方など、風景画の技術を幅広く学べます。購入特典として、よー清水さんのカスタムブラシ・作例のPSDファイルをダウンロードすることができます。
メイキング解説ではイラストのモチーフごとに様々な制作手法が用いられており、プロの風景画テクニックが次々と登場します。背景の基礎から応用まで、Photoshopのカスタムブラシの使い方を学びたい方にもオススメです。
柔らかなタッチで絵を表現する方法を解説。『主線なし イラストの描き方』
『主線なし イラストの描き方』(著:ア・メリカ/翔泳社)は、輪郭線のない柔らかなイラストの描き方を解説した本。構図や光・影といった基本の内容から、主線なしの絵の考え方やデフォルメの仕方、テクスチャやPhotoshopの調整レイヤーを活用する手順まで、イラスト制作に必要な技術を分かりやすく学べます。ア・メリカさんが作成したPhotoshop用のカスタムブラシも付属しています。
柔らかい雰囲気が魅力的な、主線なしのイラスト。キャラクターと背景が一体となったイラストを描きたい方や、絵の空気感の表現方法をお探しの方は、ぜひア・メリカさんの本を読んでみてください。
まとめ
ブラシの使い方やキャラクター・背景の描き方が学べる、Photoshopの本のご紹介でした。これからPhotoshopを使ったイラスト制作を始めようと思っていらっしゃる方や、イラスト表現をステップアップさせたい方は、ご紹介した本を参考にしてみてください。イラストの描き方やツールの機能など、本を活用することでPhotoshopの使い方が理解しやすくなると思います。