キャラクターや背景が難しくて描けない……。そんなときは、ClipStudioPaint(クリスタ)の3D素材を活用してみましょう。
3Dのキャラクターモデルや背景モデルを参考にすることで、キャラや背景の立体感が表現しやすくなります。
この記事の目次
イラスト制作に便利。クリスタの3Dモデル
公式の素材共有サイト「CLIP STUDIO ASSETS」では、様々な3D素材をダウンロードすることができます。
イラスト制作に使いやすい3D素材を見ていきましょう。
顔のアングルが自由自在。クリスタ「3D スケッチヘッド」
「3D スケッチヘッド」は、アニメ調の顔パーツを表示する3Dモデル。Ver.1.8.0 以上のクリスタで使用することができます。
3Dモデルをドラッグ操作をすることで、顔の向きを好きな角度に変えられます。
3Dモデルには縦方向と横方向に補助線が入っているので、顔の立体感が把握しやすいです。
俯瞰の角度では目より耳の方が高く見えて、アオリの角度では目より耳の方が低く見えることが分かります。補助線の見え方なども見比べて、難しい顔の角度を描くときの参考にしましょう。
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— ⭐️✨Prom✨⭐️ (@Promsienn) August 31, 2020
アニメ調の顔・体の参考に。クリスタ「3Dキャラクターモデル おさげ」
「3Dキャラクターモデル おさげ」は、クリスタ公式が提供している3Dモデル。アニメ調のデフォルメキャラクターを自由な角度で表示できます。
モデルには物理設定が適用されており、ポーズを自由に変更することも可能。デフォルメされている顔・体の参考にオススメです。
背景の空間が把握しやすい。クリスタの「3Dグリッド」
「3Dグリッド」は、床や壁、天井といった背景用のグリッド線を表示する3D素材。グリッド線を表示しておくことで、背景のパースやキャラクターが存在する空間が認識しやすくなります。
床・壁・天井はお好みで表示/非表示の切り替えができ、位置を調節することも可能です。
部屋を描くときの参考に。クリスタの「3D素材 洋室」
「3D素材 洋室」は、ベッドやテーブルなどが配置されている室内の3D素材です。家具のレイアウトや室内のパースの参考にオススメです。
メニューから〔レイヤー〕 → 〔レイヤーのLT変換〕を実行することで、3Dモデルを線とトーンにレンダリングすることができます。素材を線画に変換したことで、輪郭線などが分かりやすくなりました。
※レイヤーのLT変換は、クリスタEX版でのみ使える機能です。
イラストでクリスタの3Dモデルを活用する
顔のパーツの位置が分からない……、横から見たときの体の描き方が分からない……。そんなときは、3Dモデルをアタリにして絵を描いてみましょう。3Dモデルを参考にすることで立体構造を掴むことができ、正確なラフが描けると思います。
3Dモデルは模写などの練習用の素材としてもオススメ。自由な角度に動かすことができるので、難しい角度の参考資料も簡単に作ることができます。
まとめ
クリスタで使える3D素材のご紹介でした。ラフや下書き、背景パースの参考資料として、3Dモデルを活用してみてください。
「3D スケッチヘッド」 ダウンロード画面
「3Dキャラクターモデル(おさげ)」 ダウンロード画面
「3Dグリッド」 ダウンロード画面
「3D素材 洋室」 ダウンロード画面