イラスト制作に興味はあるけど、絵を描くのは下手・苦手……。絵を描いたことがない、絵に自信が持てない方は、絵心をつかむための方法をまずは本で理論的に学んでみるとよいと思います。
今回は、絵が苦手な方にオススメの5冊の書籍をご紹介します。
この記事の目次
絵が下手・苦手と悩む人にオススメの本5選
右脳を活用して絵を描く方法を解説。『脳の右側で描け』
『脳の右側で描け』(著:ベティ・エドワーズ/訳:野中邦子/河出書房新社)は、人間の右脳を活用して絵を描く方法を解説したデッサン技法書。
「絵が上手な人は右脳型」といった言葉をよく耳にします。当書籍では、絵を描く作業における右脳の役割や、右脳を活かしてモチーフを正確に観察する手法を学べます。
自分には絵を描く才能がないと思っている方、大人になってから絵を描き始める方には特に新たな発見があると思います。物を観察して描き写すことが不得意な方や、先入観で絵を描いてしまいがちな方にもオススメ。
『脳の右側で描け』で学んだ内容を実践できる、『脳の右側で描けワークブック』も販売されています。
絵心がなくても安心して読める。『伝わる絵の描き方』
『伝わる絵の描き方』(著:OCHABI Institute/インプレス)は、「まったく絵心がない人でも必ず絵が描けるようになる」をコンセプトにした書籍。形や特徴を捉える方法、絵が上手く見えるポイントを、人物・立体・情景などの様々なモチーフで解説しています。
ロジカルにデッサンを学べる書籍。絵心がなくて絵に自信がない……、上手に絵を描きたいけど感覚的な作業や訓練は苦手……、といった方にオススメです。
ロジカルデッサンのシリーズは、他にも『光と陰の描き方』、『人物の描き方』が販売されています。
絵に苦手意識のある夫が時々描き方の本を買ってくる
— 河内実加⛅ (@macamica) May 23, 2018
その中でダントツにいいなと思ったのがインプレスの『伝わる絵の描き方』
文字通りペンの持ち方からはじまって最終的には遠近法まで行く
途中人物の描き方などもはいるけどステップに飛躍がないから、こなせば確実に描けるようになる恐ろしい本! pic.twitter.com/2DaFj3ZDyX
立体的な絵を描くためのコツが学べる。『図解・いきなり絵がうまくなる本』
『図解・いきなり絵がうまくなる本』(著:中山 繁信/KADOKAWA メディアファクトリー)は、絵の奥行きや立体感を出すためのコツを解説。透視図法のルールを覚えることで、テーブル・椅子・乗り物・建物といった身の回りの立体が簡単に描けるようになります。
簡単な図形から徐々に立体物にしていく手順など、平面的な絵から脱却するためのポイントが分かりやすく書かれています。物を立体的に描くのが苦手な方、部屋のインテリアや街並みなどの背景を上手に描きたい方にオススメの書籍。
絵を学ぶための方法論を解説。『絵はすぐに上手くならない』
『絵はすぐに上手くならない』(著:成冨 ミヲリ/彩流社)では、絵を学ぶための方法論を学ぶことができます。すぐに上手くなる部分、すぐに上手くならない部分を理解して、絵の上達に役立てましょう。
絵描きに必要な能力を分解して自己分析する手順や、技術書の選び方など、幅広い考え方を紹介しています。これから絵を学び始める方や上手く描けずに伸び悩んでいる方、絵の練習方法が漠然としている方にオススメの書籍です。
絵の様々な悩みを解決。『辛くならない絵の描き方』
『辛くならない絵の描き方』(著:松村上久郎/秀和システム)は、絵を描くことを楽しくする方法を掲載。「絵が上達している気がしない」、「自分より上手な人の絵を見ると辛い」、「やる気が湧かないときはどうしたらいい?」といった絵に関する様々な悩みを解決してくれる書籍です。
絵を描いていると様々な悩みに直面すると思います。絵を描くのが辛いときや挫折しそうなときに読んで、楽しく絵を描きましょう。
まとめ
絵が苦手な人にオススメの5冊の書籍のご紹介でした。右脳を活用する、ロジカルに描くコツを覚えるなど、アプローチの仕方は様々です。ご自分に合った絵の上達方法をぜひ見つけてみてください。