人間の「手」の形のデッサン・スケッチ、線画は難しいもの。指・手など可動域が広く複雑な部位は、立体構造を覚えると描きやすいです。
今回は、Twitterからヨシムネさんのツイートを紹介。手袋にサインペンでグリッドを引いて手の立体構造を把握する方法です。まるで3DCGでよく目にするポリゴンモデルをリアルで再現したかのよう。
※この記事で紹介している内容はご本人の許可を得て掲載しています。
この記事の目次
デッサン・スケッチに。手の立体・構造を把握するテクニック
1.ロングタイプの手袋を用意する
まず最初に手袋を用意します。解説では、肘近くまでカバーされているロングタイプを使用しています。
2.サインペンを使って手袋に補助線を書き込む
サインペンを使って、指の中心や指の関節の位置に補助線を引きます。手のひらや腕の部分にも、均等に分割するCGのグリッドのような補助線を引いています。
3.手袋をつけて手を動かす
準備が整ったので、手袋をつけて手を動かしてみましょう。解説の写真では、手を開き気味に奥の方に伸ばしています。
手の動きやパースに合わせて手袋に書かれた補助線が見えるので、手の立体がイメージしやすくなっています。
指の中心や腕を横切っている補助線の向きや変化など、注意深く見てみましょう。
4.手をデッサン・線画に描き起こす
手袋に書かれた線に沿って線画を描いてみると、手の構造がさらに分かりやすくなります。
カメラ方向に向いている薬指の見え方、手のひらの下部の盛り上がりなども明確です。
補助線を引いた手袋をつけて、握る・開く・指をさすといった手の動きを、様々なアングルから確認してみましょう。
手を固定しておくのが大変な場合は、写真を撮っておくと便利です。後から見返すこともでき、手の練習用の素材としても使えます。
手の立体構造を把握することで、様々な手の向き・形が描きやすくなります。
まとめ
サインペンで手袋に補助線を書き込み、手の立体を把握する手順の解説でした。手の複雑な形にお悩みの方は、ヨシムネさんのテクニックを参考にしてみてください。
最後に、ヨシムネさんのTwitterとPixivをご紹介します。他にも素敵なイラストをご投稿していらっしゃいますので、ぜひご覧ください!
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