絵心が無い、絵を描くのは苦手だけどカワイイ絵が描きたい……!という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実はそんなに難しく考えなくても、「〇」(丸)や「△」(三角)といったシンプルな記号・図形の組み合わせで簡単にイラストを描くことはできます。
今回は、力んでないけどかわいい、ゆるいキャラクター・人のイラストの描き方についてご紹介いたします。
この記事の目次
ゆるいけどかわいい!脱力系イラストの描き方のコツ
脱力系イラストを描くには、「脱力」の通り、力を抜いて描きましょう。
形を細かく捉えようとしたりと、難しく考えてはいけません。
線画も軽めに、形はあっさりと大まかに捉えていきましょう。
そして何より、楽しんで描くようにしましょう。
その楽しい気分は必ず、イラストやキャラクターに表れます。
1.顔の描き方
ゆるいイラストでの顔の描き方の基本です。
まずは「〇」(丸)を描き、その中に「●」(点)で目を追加し、更に口の線を一本入れます。
たったの3ステップですが、これで簡単な顔を描くことができます。
以降も述べますが、目の間を離したり、口元の形を変えれば更に沢山の表情を描くことができます。
2.人の体の描き方のポイント
ゆるいイラストで人の体を描く方法です。
顔は「〇」(丸)、胴体は「△」(三角)と単純な形で取っていき、最後に手足を足せば簡単に人体が描けます。
髪の毛や衣服など細かい所から描きだすのではなく、全体のシルエットから形を取っていくのがコツです。
指の長さや開き方などは気にせず、シルエットが人間と分かるように描けていればじゅうぶんです。
3.男女の描き分け方
ゆるいイラストで男女の性別を描き分けるポイントです。
男性はネクタイ+スーツやブレザー制服、女性はスカートやロングヘアを描くことで性別の違いを表現しやすくなります。
目にまつ毛を足すと、女性の顔らしくなります。
4.年齢の表現
年齢の描き分け方のコツです。幼い子供は顔の丸みを強調したり、ほっぺを描くと幼さが表現できます。
アクセサリーを着けたり、やや頭身を上げて描いたりすると、大人の女性と分かりやすくなります。
シニアの女性は顔にシワを入れたり、腰をやや前屈させると年齢感が出ます。
5.眉毛・口角の上下で感情を表現
眉毛や口角の向きや角度を変えれば、喜怒哀楽の表情が簡単に作れます。
口角を上げれば楽しげな表情、口角を下げれば悲しげな表情、眉毛を逆八の字につりあげれば怒った表情、眉毛を丸く上げれば喜びの表情が描けます。
6.「漫符」を使う
漫画には「漫符(まんぷ)」と呼ばれる独特の表現があります。例えば顔の周りに汗を足せば「焦り」、鼻ちょうちんを足せば「寝ている様子」、顔から煙が噴き出ているように描けば「興奮している(恥ずかしい、悩んでこんがらがっている)になど、 細かな感情表現が可能です。
7.体に動きをつける
正面から見た棒立ちの人のイラストを描くのに慣れてきたら、今度は動きをつけてみましょう。手を振ったり、両手を上げてビックリさせたりなど、体全体に動きをつけることで、より感情豊かにキャラクターを表現することができます。
できるだけ大げさに描くことで、見た人に何のイラストなのか伝わりやすくなります
まとめ
いかがでしょうか。イラストを描くのはとても楽しく面白いことです。そしてその描き方にも決まりはありません。
「ゆるいイラスト」というのも、一つの画風と捉えることができます。まずは「丸」「三角」などシンプルな形を組み合わせて、シルエットで表現するところから始めてみてはいかがでしょうか。
あまり難しく考えず、作品を作っていけるようになるとよいですね。