名刺・チラシ・ポスターといった印刷物の作成には欠かせない、文字や写真のレイアウト作業。見やすいレイアウトや面白いデザインを思いついたら、その場でアイデアを形にしてしまいましょう!
今回は、スマホやタブレットを使って簡単にデザイン制作ができるアプリ「Adobe Comp」をご紹介いたします。
この記事の目次
レイアウトアプリ「Adobe Comp」でアイデアを形に
スマホ・タブレットで使える「Adobe Comp」
同人女のみんなたちにAdobe compをおすすめしたくて動画を作りました。線や四角を書くだけで簡単に図や文字がレイアウトできる無料アプリ。Adobe CCのアカウント(無償のでもOK)があれば使えるよ!作ったデザインはPDFに書き出せるからおしながきならこれだけで作れちゃいそうです。 pic.twitter.com/T2WqbPQGSz
— 天丼ちよ子 355/600 (@29mogmog) October 23, 2018
Adobe Compは、印刷物やWebページなどのアイデアを、簡単にレイアウトすることができるアプリです。iOS・Androidのスマホやタブレットから使えるので、移動中や外出先など、どんな場所でもアイデアを形にできます。
アプリ起動時には、Adobe Creative Cloudへのログインを求められます。無償のメンバーシップでも使うことができるので、 Creative Cloudのアカウントをお持ちでない方は、登録しておきましょう。
豊富なフォーマットからサイズを選択
新規プロジェクトを作成して、サイズのフォーマットを選びます。
A5やB3といった用紙サイズや、Web画面や名刺用のサイズなど、様々なフォーマットが用意されています。他にも、Facebook用のカバー写真やTwitterのヘッダ画像、YouTubeのチャンネルアートに対応したサイズが選べます。
ジェスチャー入力で簡単に操作
Adobe Compではジェスチャー入力を読み取って、図形や画像、テキストボックスを追加することができます。
解説では、三本の横線と、右下に点を入力しています。これは、複数行テキストを意味するジェスチャーです。ジャスチャーが認識されると、画面に複数行のテキストボックスが追加されます。
直感的な操作を行えるインターフェースなので、快適にレイアウトを編集でき、作業効率も上がります。
ジェスチャー入力の種類を抜粋して載せています。
画像を表示するボックスを置きたいときは、「×」を入力します。大雑把に描いた四角形や円形なども、きれいな図形に変換してくれて便利です。
見栄えの良いレイアウトが制作できるインターフェース
サイズを調整する際に、横幅・縦幅の数値が表示されるので、他の表示内容と大きさを合わせるのが簡単です。位置を移動させる際も、ガイドラインに合わせてキリの良い位置に調整されるので、レイアウトが歪むこともありません。
画面の小さい携帯端末でのレイアウト作業は難しそうですが、Adobe Compを使えば細かい操作も簡単です。
削除・コピー・切り取り・貼り付けなどの汎用的な操作は、画面下に表示されているボタンから行います。
画面に追加した画像やテキストボックスは、レイヤー階層で管理されます。表示の上下関係を変えたい場合は、画面下のレイヤーボタンを押してレイヤー階層を変更します。
フォントや写真などの素材をアプリ内から検索
Adobeが提供しているフォントサービスやストックフォトサービスの素材を検索することができます。素材のライセンス購入も、Adobe Comp内から行えます。
お気に入りのフォントや写真を使えば、レイアウトもさらに美しくなると思います。
作業ファイルは他のAdobeソフトに引き継げる
Adobe Compを使ったレイアウト作業の後は、自宅のPCへファイルを引き継ぐこともできます。デスクトップ版のPhotoshopやIllustratorを使って、レイアウトの仕上げをしましょう。
Adobe Compだけで作業を終わらせる場合は、PDF・画像の共有からファイルを保存します。
まとめ
スマホやタブレットで簡単にレイアウトを作成できるアプリ、Adobe Compのご紹介でした。
Adobe Compを使えば、紙やペンを持ち歩くことなく、どんな場所でもアイデアを形にすることができます。便利なレイアウト・デザインのアプリをお探しの方は、Adobe Compをぜひ試してみてください。
「Adobe Comp CC」 App Store
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