「イラストで使用する色がいつも似たような組み合わせになってしまう」「配色のアイデアが出てこない」そんなときは、色彩理論を基にして色を選んだり、写真・イラストの色合いを参考にしたりするのも良いと思います。
今回は、カラーパレットの作成に役立つWebサイト「Adobe Color」を紹介。配色のアイデア出しに便利な機能を見ていきましょう。
この記事の目次
配色ツール 「Adobe Color」
個人的これ無いと詰むフリーツールの1つです。
— utamaru (@utamaru25252) April 15, 2016
配色迷ったらこれ。便利すぎて教えたくないレベルの神ツール。配色センスはここにつまってます。https://t.co/6BFHW0AkNW pic.twitter.com/SWajZilaBN
Adobe ColorはWeb上に無料で公開されている、カラーパレットやカラーグラデーションを作成するためのツールです。
カラーホイールを使って色彩理論を基に色を選んだり、写真・イラストで使用されている色合いを抽出したりと、配色の作成・分析ができます。カラーパレット付きの画像検索もできるので、配色の参考にもオススメです。
カラーホイールで色彩理論に基づいた配色を
色彩理論を重視して配色を考えたい方は、カラーホイールを使いましょう。
解説では、配色のルールに類似色を選んでいます。カラーホイールのベースカラーを動かすと、ベースカラーに近い4つの色合いが自動的にピックアップされます。ベースカラー以外の色を動かすことで、ベースカラーとの色相差を調整することができます。
他にも、トライアドや補色といった様々な配色のルールが選べます。
写真・イラストの配色を自動的に抽出
読み込んだ画像ファイルの配色を抽出し、カラーパレットとして保存する機能があります。
画面左の項目からは、カラフル・ブライト・ダーク……といったパターンを選ぶことができます。選択したパターンに応じて、調和されたカラーパレットが生成されます。
読み込んだ画像ファイルからグラデーションを作ることもできます。
色の分岐点の数は調整が可能です。
キーワードから配色を検索できる
キーワードから画像・配色を検索することができるので、題材から色合いのアイデアを出すのに便利です。
「夏」や「氷」といった語句で検索すると、写真やイメージに近い配色が検索結果に表示されます。語句による検索の他にも、アップロードした画像に近い配色を検索することもできます。
最新トレンドから配色のインスピレーションを得る
トレンドでは、最新デザインや流行しているファッション、建築や食べ物などの配色を載せています。
Adobeが提供しているSNSのBehance、ストックフォトサービスのAdobe Stockから選び抜かれたトレンドギャラリーを、配色のインスピレーションに役立てましょう。
マイライブラリでカラーパレットを管理
Adobe Colorで作成したカラーパレットや、検索で見つけたお気に入りのカラーパレットは、マイライブラリに保存しておきましょう。
マイライブラリに保存したカラーパレットは、他のAdobeのアプリケーションから利用することができます。また、カラーパレットの公開設定を行うことで、他のユーザーとカラーパレットを共有することができます。
まとめ
配色のアイデア出しに便利なツール、Adobe Colorのご紹介でした。色の組み合わせが思いつかないときは、Adobe Colorのカラーホイールや検索機能を活用してみてください。配色の良いアイデアが見つけられると思います。
Webサイト 「Adobe Color」