ペイントツール「SAI」を使ってイラストを描いているけれど、キャラクターや背景が上手く描けなくて困っている……。
そんなときは、SAIを使ったイラストメイキング・SAIのツール機能を解説した技法書を読むと、悩みが解決するかもしれません。
プロのイラストレーターの方のブラシ設定や、イラスト制作を効率化するためのツールの使い方、上手な絵を描くためのテクニックなどを知ることができ、上達への近道になると思います。
この記事の目次
ペイントツールSAIの使い方を解説した本
イラスト制作工程を余すところなく解説。『Character CGイラストテクニックvol.9』
『Character CGイラストテクニックvol.9』(著:Anmi/ビー・エヌ・エヌ新社)では、人気イラストレーターのAnmiさんが、透明感のあるきれいなキャラクターイラストを描くためのテクニックや考え方を解説しています。SAIのキャンバス作成時の設定や、塗りで使用するブラシの種類・パラメーター・サイズなどの細かいポイントも解説しているので、途中でツール設定が分からずに悩むことも少ないと思います。
当書籍では2つのイラストを解説しており、1枚目はSAIを使用したメイキングで、2枚目はCLIP STUDIO PAINTを使用したメイキングです。CGイラストテクニックシリーズでは他にも多くの巻で、SAIを使用したイラストメイキングを掲載しています。
複数の作家陣がSAIの色塗りを重点的に解説。『デジタルイラスト 色塗りメイキング講座』
『デジタルイラスト 色塗りメイキング講座』(著:はねこと・kyuri・泉 彩・鈴ノ・しぷっ/翔泳社)では、複数の作家陣が色塗りにフォーカスを当てて、イラストメイキングを公開しています。作家ごとのそれぞれの着彩手順から、色彩・光の効果・テクスチャ・厚塗り・水彩塗りと、様々な塗り表現を学ぶことができます。
SAIを使って作業をしている作家の方が多く、キャラクターだけでなく背景の塗り方も細かく解説しています。自分に合った塗り方や手順を探したり、クオリティの高い色塗りのテクニックを覚える際に活用したい書籍です。
SAIで背景イラストを描きたい方に。『SAI×Photoshopで描く 背景レッスン ~季節や時の流れを自在に表現する』
『SAI×Photoshopで描く 背景レッスン ~季節や時の流れを自在に表現する』(著:garnet/技術評論社)では、構図の決め方やツールの使い方などの基本的な項目から、自然物や季節の差分の描き方まで、背景絵を描くために必要なテクニックを幅広く解説しています。SAIでパース線を引く方法や、使用するブラシの設定値も公開しているので、SAIを使って背景を描いたことがない人でも安心して読み進むことができます。
garnetさんの前著、『SAI×Photoshopで描く 背景イラストテクニック ~人物のいる魅力的な風景を描く』(著:garnet/技術評論社)でも、様々なシチュエーションの背景イラストメイキングを載せており、SAIの背景テクニックを学びたい方にオススメの書籍となっています。
ファンタジーイラストやメカニックの作例も。『SAIですぐできる!スーパーペイントテクニック』
『SAIですぐできる!スーパーペイントテクニック』(晋遊舎)では、SAIのインストール手順やツールの使い方の説明、複数の作家陣によるイラストの制作工程を載せています。作例のイラストは画風の幅が広く、ファンタジー世界やメカニックの描き方も解説しています。SAIの機能やSAIを使ってイラストを作る方法を、一通り知りたい方にオススメの書籍です。
同シリーズの『SAIですぐデキる!スーパーペイントテクニック2』(晋遊舎)でも、キャラクター・メカ・電車のメイキングが載っており、幅広いジャンルのイラストの描き方を学ぶことができます。
SAIの機能やデジタルペイントの用語を知りたい方向け。『ペイントツールSAIかんたん逆引きリファレンス』
『ペイントツールSAIかんたん逆引きリファレンス』(著:蓮華/翔泳社)は、レイヤー操作やペン設定、各種ツールの機能など、SAIの使い方を重点的に解説しています。画面に出てくるナビゲーターパネルにはどういった役割があるのか、クイックバーに表示されているボタンは何をする機能なのか、SAIのインターフェースを学ぶ際に役立ちます。下書き・白黒イラスト・ベタ塗り・水彩塗り・厚塗り風の作例を交えているので、イラストの制作工程を理解するのにもオススメです。
SAIのツールの名称・デジタルペイントの用語をまとめた索引も載っています。イラストを制作していく上で分からない機能や用語が出てきたときは、逆引きリファレンスで調べることができて便利です。
まとめ
ペイントツールSAIのツール・機能の解説や、SAIを使ったイラストメイキングを載せた書籍のご紹介でした。SAIのイラスト本をお探しの方や、SAIの使い方が分からずにお困りの方は、ご紹介した書籍を参考にしてみてください。