Yシャツを着ているキャラクターを描いているのだけれど、「襟」の部分が複雑で形が掴めない……。立体的でかっこいい「襟」を描くためのコツはあるのかな?
そこで今回は、襟を描く際のポイントについてTwitterでまとめていらっしゃった、韻扈(いんこ)さんの解説から、3パターンのYシャツの襟の描き方を見てみましょう!
※この記事で紹介している内容はご本人の許可を得て掲載しています。
Yシャツの襟の描き方
韻扈さんの解説イラストを掲載しています。きっちりと第1ボタンを留めている襟、第1ボタンを開けている襟、大きく開けている襟の、3パターンの襟の描き方を解説しています。
襟のスタイルを一つずつ見ていきましょう。
第1ボタンを留めている襟の描き方
正面から見た場合
きっちりと第一ボタンを留めている襟の描き方です。
・襟の高さを大事にして、平べったく描かないようにする。
・第1ボタンの箇所だけ、横向きに芯があるイメージ。
・襟の内側に細い線を描くと、襟らしい感じが出る。
斜めから見た場合
・襟の形は三角形を意識する。
・きっちりスタイルは、首の真ん中くらいまで閉まっているので、角度を下げすぎないように描く。
第1ボタンを開けている襟の描き方
正面から見た場合
第1ボタンを開けている襟の描き方です。
・ボタンとボタンホールがちゃんと重なっていることを意識して描く。
・ボタンがある箇所は出っ張っている。ここだけ外向きに描いてしまうと不自然に見える。
斜めから見た場合
・襟の形は四角形と三角形の組み合わせを意識する。
・手前は外側、奥は内側が見えるように描く。
大きく開けている襟の描き方
正面から見た場合
大きく開けている襟の描き方です。粋の良いキャラクターに多そうな襟の開け方です。
・ボタンの芯があるところで襟を折る。
・襟が開いているので、解説イラストの丸印で囲まれた箇所も外に広げる。
斜めから見た場合
・襟を広げているので曲がらず伸びている。
・芯のところを描くとそれっぽくなる。
後ろ襟を立てているキャラクターを参考にするのもよいかもしれません。
簡単な襟の描き方
簡単な襟の描き方✏️ pic.twitter.com/jBszFwbMkg
— 森下suu (@morisita_suu) October 15, 2019
襟などの立体感が難しい箇所を描く際は、簡単な形でアタリをとってから、徐々に形状を複雑にしたり、パーツを付け加えていく……という描き方をするのもよいと思います。ポーズやパースに合わせて描いたシンプルなアタリが、襟の形を描く際の目印になります。
まとめ
Yシャツの襟の描き方のイラスト解説でした。襟の形が掴めずにお悩みの方は、韻扈さんの襟の描き方のポイントを参考にしてみてください。立体感があって、かっこいい襟を描くことができると思います。