漫画を描く際には、キャラクターの感情や動きの激しさを表現するための、「効果線」を入れることも多いと思います。効果線の作画に役立つ素材やペンを活用して、躍動感のある漫画のコマを作りましょう。
そこで今回は、効果線を簡単に描くことができる、CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)の効果線ブラシをご紹介したいと思います。
漫画の効果線ブラシ
CLIP STUDIO PAINTの図形ツールには、「流線」、「集中線」ツールが用意されています。プリセットのツールでは物足りない方や、見栄えの良い効果線を簡単に描きたいと思っていらっしゃる方は、CLIP STUDIO ASSETSで公開されている効果線ブラシをダウンロードしましょう、
集中線やベタフラッシュなど、クリスタの効果線ツール集
「効果線ツール集」は、CLIP STUDIO PAINTのプリセットの集中線ツールなどをカスタマイズして作成したツール集とのことです。流線や動線の他にも、トーンフラッシュやベタフラッシュなど、豊富な効果線が用意されています。
キリテンや黒タレなども、キャンバスに範囲を指定するだけで簡単に作ることができます。また、クリスタのツールバーにある操作ツールを合わせて使うことで、効果線を描いた後で向きを変更することができます。最初から流線や動線を任意の角度で描きたい場合は、平行線定規を併用しましょう。
漫画の効果線が描けるペンセット
「効果線ペンセット」は、効果線のような線画が描けるペンと、背景やエフェクトを描く際に便利な効果線を散らすペンが入っています。ツールプロパティの、「粒子の向き」項目で効果線の向きを変えることができ、「粒子サイズ」で効果線の長さを調整できます。
キャラが驚いたり衝撃を受けるシーンや、爆発などで吹き飛ばされる前の演出にオススメです。動きのスピード感を出すための残像のような表現や、アクションシーンで相手に突き出した拳のブレ表現などにも合うと思います。
漫画の斬撃エフェクトも。手描き効果セットNo.3
CLIP STUDIO ASSETSの審査が終わり発売されました。
— くろすけ@漫画素材 (@kurosuke033) March 19, 2020
【手描き効果セットNo.3】https://t.co/MdWv0xNLP4
【効果フルセット】こちらにも追加更新してます。https://t.co/iar7vzs60v#clipstudio pic.twitter.com/nuxtqxOPfz
「手描き効果セットNo.3」には、戦闘シーンでよく見かける斬撃や打突のエフェクト効果が簡単に描けるブラシが入っています。「効果フルセット」には、No.3のセットの他にも、カケアミや流線などの効果線ブラシ、タッチや汚しのブラシが入っており、汎用的な題材で使うことができます。
CLIP STUDIO ASSETSのブラシのダウンロードページでは、効果セットの使い方も細かく解説されており、本格的な漫画を描きたい方にオススメです。
まとめ
CLIP STUDIO PAINTで使える、効果線を描くための素材やブラシのご紹介でした。効果線の描き方が分からずにお悩みの方や、簡単に効果線を描く方法をお探しの方は、CLIP STUDIO ASSETSで公開されている効果線ブラシを試してみてください。