タブレットで絵を描きたいのだけれど、リアルな質感のブラシがたくさん用意されているお絵描きアプリはないだろうか?使用するブラシによって絵の印象も大きく変わってくるので、お気に入りの表現のブラシが使えるお絵描きアプリを見つけたいところです。 そこで今回は、豊富なブラシ・リアルなタッチで人気があるお絵描きアプリ、「SketchBook」を見てみましょう。
お絵描きアプリ 「SketchBook」
SketchBookとは
「SketchBook」はアイデア表現・イラスト制作用のお絵描きソフトウェアで、3Dツールで有名なMayaや3dsMAXの開発元のAutodeskが販売しています。Windows版、Mac版、iOS版、Android版と、様々なデバイスに対応しており、無償で使用できるツールとなっております。筆圧などの細かい設定もでき、第2世代のApple Pencilもサポートしています。広告なども表示されず、描画に必要なシンプルな機能を揃えているので、どなたでも快適にアイデア・イラスト制作をすることができます。すごいアプリを見つけてしまった…ペンもすごい充実しててなんとコピックの色も使えるみたいです…無料なのでぜひみんな…使ってみて…… pic.twitter.com/velIxdKGKI
— しろた (@shi_ro_ta_00) August 7, 2019
キャンバス画面
キャンバス画面はシンプルで使いやすく、画面左のタブでブラシ機能、画面上のタブでツール機能、画面右のタブでレイヤー操作やカラー設定ができます。 画面中央右のパレットは位置を自由に動かすことができ、ブラシの切り替えやカラーの変更を素早く行うことができます。ブラシの種類
ブラシのライブラリからは、様々な描き味のブラシを選ぶことができます。 鉛筆や水彩、エアブラシやマーカーといった一般的なブラシはもちろん、「レガシー」、「美術」、「デザイナー」、「アーティスト」といったカテゴリ毎に、タッチに拘ったブラシが数多く用意されています。 ブラシアイコンは、画材の筆先がイメージしやすいように細かくデザインされているので、お好みのブラシが見つけやすくなっています。
ブラシの描き味を何種類か抜粋して載せています。 水彩やパステル、合成アクリルと、画材毎に様々なアナログ風のタッチが再現されています。テクスチャや色の馴染み方もリアルです。
他にも数多くのブラシが用意されており、「形状」、「しぶき」、「グロー」、「トーン」などのカテゴリからは、特殊なタッチのブラシが選べます。
「ぼかし」のカテゴリのブラシを使用しています。 混ざり方やにじみ具合がリアルで、筆先で伸ばしたり絵の具が溶ける感覚が味わえます。ブラシのカスタマイズ
各ブラシはお好みに合わせてパラメーターを調整できます。 筆の感知レベルを設定する「筆圧」、ブラシの形状やテクスチャを変更できる「先端」、描画間隔を調整する「スタンプ」、サイズや不透明度をランダムにする「ランダム性」と、カスタマイズ性も高くなっています。色の選択
カラー選択のポップアップ画面を載せています。 ポップアップの上部には「カラー」と「Copic」のタブが表示されており、カラースライダーや数値入力・Copic形式の選択方法を使い分けることができます。
「Copic」のタブを選択すると、色相の系統毎にコピックカラーの名前が書かれたボタンが表示されます。V04、RV42、RV55…といったように、実際に販売されているコピックカラーの色を選択することができます。
ブラシのカテゴリにも「Copic」の項目があり、コピックマルチライナーやコピックドローイングペンを選択することができます。コピックカラーと合わせて使うことで、よりコピックらしい雰囲気が出ると思います。その他のツール
その他の機能として、選択、変形、塗りつぶし、定規、図形描画、パースガイド、テキストなどが使えます。 自由変形やピクセル単位の微調整もできるので、立体的な描画や細かい作業にも便利です。まとめ
iOS・Android端末で使える絵描きアプリ、「SketchBook」のご紹介でした。画面が大きいiPadProや筆圧検知ができるApplePencilなどをお持ちであれば、より快適に作業ができると思います。 ブラシに拘ってイラストを制作したいと思っていらっしゃる方は、「SketchBook」をインストールして使ってみてください。 AppStore 「Autodesk SketchBook」 GooglePlay 「Autodesk SketchBook」