写真をアナログイラスト風に仕上げたい!でも、イラストを0から描くのは難しいし大変…。そんな時には、お絵描き人工知能を搭載したアプリケーション「Artomaton」がオススメです。「Artomaton」を使えば、写真から様々なタッチのイラストを簡単に作ることができます。
写真からアナログイラストを作成・加工するアプリ 「Artomaton」
Artomatonとは
「Artomaton」はiOS用のアプリケーションです。読み込んだ写真を参考に、AIが様々な画材やタッチでイラスト・アニメーションを作成してくれます。
アプリは無料でインストールすることができ、アプリ内課金で使用できる画材や用紙の種類を増やすことができます。また、アドオンをどれか1つ購入すると、広告がオフになるとのことです。
Artomatonで作成できるイラスト
まずは、写真を用意します。猫の写真をArtomatonで読み込んで、AIのイラスト作成の機能を試してみましょう。
写真を読み込むと、画面上部に元の写真と出力結果のプレビューが表示されます。画面下のタブバーからは、画材や用紙の種類、色調などの設定を変更することができます。
描画パラメーターを変更する度にプレビューが描き変わるので、Artomatonが写真を参考にイラストを描く過程をリアルタイムで確認することができます。
画材やパラメーターを調節して、Artomatonにイラストを描画させてみましょう。
Oil
Sketch
ColorPencil
Charcoal
Marker
油彩画のようなタッチの「Oil」や、鉛筆で描いたような質感の「Sketch」など、アナログ風のタッチのイラストが簡単に作成できました。今回はデフォルトで使用できる画材を使いましたが、アプリ内課金で画材を購入することで、他にも様々なタッチでイラストを描くことができます。
その他の読み込んだ写真と出力結果の例を載せています。用紙の質感を変更したり色調なども調整することができ、お好みの手描き風イラストを作成することができます。
Artomatonの描画機能
デフォルトで使用できる、Oil、Sketch、ColorPencil、Charcoal、Makerの他にも、Spray、Watercolor、Pastel、Crayon…といった豊富な画材を、アプリ内課金で購入できます。
用紙はDrawingが設定されていますが、他にもCanvas、Antique、Craftといった、実物のアナログ用紙のような手描きの質感を表現することができます。
他のタブからは、明るさや色調の調整、歪みや余白といったフィルタ処理、描画の細かさや密度の設定などが行えます。
特に、描画処理の設定の「細かさ」と「密度」を変更すると、Artomatonの処理結果のタッチが大きく変わります。
パラメーターを変更して処理結果を確認してみましょう。画材はOilを使用しています。
細かさ:高 密度:低
密度を低く設定するとArtomatonが筆を動かす回数も減って、キャンバスの白い部分がところどころ見えるようになります。
細かさ:低 密度:高
密度が高くなったので描写の回数が増え、画面が塗りで埋まっている感じがします。細かさの値は低くなったので、ぼんやりした印象です。
細かさ:高 密度:高
描写の細かさと密度を高く設定しているので、写真に近いきめ細やかな印象です。
細かさ:低 密度:低
細かさと密度が低く、適度にざっくりしているイラストです。
細かさと密度によってイラストの雰囲気が大きく変わってくるので、他の項目と合わせてお好みで丁度良い値を探ってみましょう。
Artomaton 3.0.5のAppPreviewできた
— フツララ (@yasukiwatanabe) August 6, 2019
お盆休み前にリリースできそう pic.twitter.com/FcvkxHAei5
動画を手描きアニメーションにする機能や、描画過程を録画する機能など、Artomatonには他にも数多くの面白い機能が備わっています。
まとめ
写真を読み込んでアナログ風のイラストを作成することができる、お絵描き人工知能アプリ「Artomaton」のご紹介でした。写真から簡単にイラストを作成したいと思っていらっしゃる方や、アプリを使ってアナログ風のイラストを描きたいと思っていらっしゃる方は、「Artomaton」を、ぜひインストールしてみてください。
AppStore 「Artomaton お絵描き人工知能」