月の光を海面に反射してキラキラと光るどこか幻想的な雰囲気を感じさせる夜の海。太陽に照らされている時間の海とはまた違うためどう描けばいいかわからない、また海の波を描きたいけど暗いと難しい、そう感じたことはありませんか?
そこで今回はちびろぅさんのツイートから「メディバンペイントのカスタムノイズを使った夜の海の描き方」を学んでいきましょう。
※この記事で紹介している内容はご本人の許可を得て掲載しています。
この記事の目次
夜の海の描き方
1.少し明るい青と黒に近い青の二色を水彩ブラシか自分で作ったブラシなどでモコモコしたように描きます。
2.新規レイヤーを作成し、レイヤーの不透明度は80%、レイヤーモードはオーバーレイに設定します。
水彩でエアブラシを使い、下部分を明るくします。
3.次に、海の部分を描画します。水彩ブラシでこの二色を使います。ここはざっくりで大丈夫です。
4.水色で下半分をエアブラシで明るくします。レイヤーモードはオーバーレイです。
5.レイヤーモードはオーバーレイ、不透明度は63%にし、カスタムノイズで水彩用紙3を使用します。ここから海らしい雰囲気が出てきます。
6.次にスクリーンで星を描画したレイヤーを複製し、加算・発光で星を輝かせます。(スクリーンの星はぼかしてください。)
7.エアブラシで暗い青を使い光を目立たせます。レイヤーモードはオーバーレイです。
8.オレンジで月の光が海に浮かんでいるようにしました。レイヤーモードは覆い焼きです。
使用したペンはエアブラシか、自分で作った雲ブラシなどを使用します。
9.月を描いていきます。レイヤーモードは覆い焼きにします。
エアブラシで月を中心に濃く描き、ブラシ濃度50%(もっと低くても良い)でブラシサイズは大きく、端のほうまでしっかり描きます。光は薄い水色、濃くしたい部分は暗い色を使っていきます。
夜の海の描き方・加工編
1.完成した絵をのレイヤーを1枚に統合したら複製し、2枚作ります。下1は通常・上2は不透明度55%にします。
*上2レイヤーの絵は色相・彩度・明度を少し上げて明るくします。
2.上にオーバーレイのレイヤーを追加し、エアブラシで月の上部分を明るくします。これで完成です。
まとめ
波の表現を描くとなると難しいですが、カスタムノイズを使ったフィルターを加えるだけで海らしい波を出すことができるんですね。海を描いたことがない人でも工程を順に追って描いていけば海が描きやすくなると思います。
ぜひ、今回学んだちびろぅさんのメイキングを参考にして夜の海のイラストに挑戦してみてください。
最後に、ちびろぅさんのTwitterをご紹介します。他にも素敵なイラストをご投稿されていらっしゃいますので、ぜひご覧ください!
ちびろぅさんのTwitter