アナログイラストを鉛筆でクリンナップしているのだけれど、鉛筆の尖り方が甘くて線が汚くなってしまう…。鉛筆削りで削る時も芯が折れてしまうことが多いし、別の鉛筆削りに買い換えてみようかな?
そこで今回は、鉛筆削りを選ぶ際のポイントや、イラスト制作で使いやすい鉛筆削りの製品をご紹介したいと思います。
この記事の目次
イラスト用の鉛筆削りの選び方
キャラクターの顔や目といった重要なパーツの作画では、線の位置が少しズレただけで印象が変わってくるので、狙ったポイントに線を引く正確さが要求されます。
また、クリンナップの線が汚かったり掠れてしまっていると、絵のクオリティが悪く見えたり、スキャン時に線が認識されないといった問題点も出てきます。
鉛筆の芯が尖っていないと、正確で綺麗な線を引くのが難しくなってしまいます。
デッサンをする際には絵に陰影をつけるために、鉛筆を寝かせて芯の腹でキャンバスに描きます。
鉛筆の芯が短いと芯の腹で描きづらいので、カッターやナイフなどを使って鉛筆を削って芯を長くします。
事務用や学習用で文字を書くための鉛筆の芯は短く丸まっていても問題がありませんが、絵を描くための鉛筆の芯は長く尖っているものを使用することが多くなります。
鉛筆削りを選ぶ際のポイント
芯の尖り具合
鉛筆削りは製品によって、鉛筆を削った時の芯の長さや尖り方が変わってきます。メーカーやユーザーが芯を削った時の写真を掲載している場合もあり、事前に芯先の状態を確認してから購入するとミスマッチも少なくなります。
ダストボックスの容量
ダストボックスが小さいとすぐに消し屑で一杯になってしまい、ダストケースを取り出す際に消し屑や芯屑が机にこぼれて汚れてしまいます。鉛筆削り本体のコンパクトさも大事ですが、ダストボックスの大きさも確認しておきましょう。
鉛筆を削る時の音
電動の鉛筆削りで鉛筆を削る際、製品によっては大きい音が出る場合があります。自室や仕事場、オフィスで使うことがほとんどだと思うので、できるだけ静かに鉛筆を削れる製品を選んだ方が快適です。
ムダ削り防止などの機能
電動の鉛筆削りは、勢いが良すぎて鉛筆を無駄に削ってしまうことがありますが、ムダ削り防止機能が備わっていれば鉛筆を削り終えた段階で自動的に止めてくれます。
安全のためにダストボックスを外していると動作しない製品や、芯が折れた際に取り出しやすくする機能が備わっている製品もあります。
鉛筆削りの耐久性
特に電動の鉛筆削りは、長い期間で使用していると鉛筆の尖り具合が鈍くなることも多いです。製品仕様に削れる回数の耐久性を掲載している場合もあるので、参考にしましょう。
イラスト用の鉛筆削り オススメの製品
デビカ 電動シャープナー HQ-01
鉛筆を多用するアニメ業界でも人気
芯先の尖り具合が鋭く、軟質や硬質を問わず綺麗に削れるとのことで、アニメーターの方にも人気の製品となっています。
ダストボックスの容量が大きく、製品特徴にも「省エネで静か」と挙げており、作業に集中して快適なイラスト制作ができそうです。
鉛筆のムダ削りを防止する機能や、ダストケースを外している際に動作が停止するオートストッパーの機能も付いています。
仕事や趣味の制作で、鉛筆を使う頻度が高い方にオススメの鉛筆削りです。
デビカ 電動シャープナー A-03
安全性が特徴の高品質な製品
こちらもデビカの製品で、芯先を綺麗に尖らせることができ、オートストッパーなどの便利な機能もついています。
電動鉛筆削りで鉛筆を削っていると、途中で芯が折れて詰まってしまうことが多々あると思いますが、A-03は芯詰まりが起こりにくい設計にしているとのことです。
「節電」や「安全」を重視している製品で、安心して使うことができます。
電動鉛筆削り シャープナー Zmol
芯の削り具合を3段階に調整
製品の上部にはスイッチが付いており、鉛筆の削り具合を「鈍い・ミディアム・尖る」の3段階に調節することができます。鉛筆の使用目的に合わせて芯を調整できるので、丸まっている芯先や尖っている芯先を使い分けたい方には便利な機能です。
鉛筆削りの内部で芯が折れた際に自動的に排出する機能や、削りすぎ防止機能なども付いています。
子供用や事務用、美術で使う鉛筆を削る用途まで、幅広い層をカバーしている鉛筆削りです。
アスカ デッサンメイト PSL123
デッサン用の削り
デッサンメイトは名前の通りデッサン用の鉛筆を削るのに適しており、一般的な鉛筆削りよりも芯を長く削ることができます。鉛筆を寝かせて描くことが多いデッサン用の鉛筆を用意したいのだけれど、カッターで芯を削る作業が大変…といった方にオススメです。
芯先の太さは7段階に調整することができ、ハンドルを手で回して芯を削る、手動タイプの鉛筆削りです。
移転45日目
— 590&Co. (@590_co) January 30, 2020
ただ今開店いたしました。
本日1/30(木)は22時まで営業いたします。
皆様のご来店心よりお待ちいたしてます。
デッサン用に芯先を削ることができるデッサンメイトの試削して頂けます。
超長い芯先の削り上がりをご体感下さい pic.twitter.com/mIhmukyKXE
ステッドラー 鉛筆削り 2穴
持ち運ぶ用にオススメ
製品サイズが4.1cm×5.7cm×4.1cmとコンパクトで、持ち運んで出先で使用するのに便利です。
製品本体の2種類の穴は鉛筆用、色鉛筆・太軸用に対応しており、フタもついているので削り屑が飛び散る心配もないとのことです。
一般的な鉛筆削りよりも、削れる芯の長さは短くなりますが、外出先でメモや簡単なイラストを描く際や、屋外でスケッチやデッサンをする際には活用できると思います。
まとめ
鉛筆削りを選ぶ際のポイントや、イラスト用にオススメの鉛筆削りのご紹介でした。芯が尖りやすい鉛筆削りが欲しい…、新しい製品に買い換えたい…、と鉛筆削りの製品選びでお悩みの方は、ご紹介した製品をご検討してみてください。