イラストを描き始めようと思っていたのだけれど、どうも「シンドイ」感じがして筆が進まない…。絵を描くことに辛さや面倒さを感じた時は、その理由を考えてみると状況を打開できるかもしれません。
そこで今回は、「絵を描く前のシンドさの理由」についてTwitterでまとめていらっしゃった、天野 雀さんの解説から、イラストを描くのが辛い時の対処方法を見てみましょう!
※この記事で紹介している内容はご本人の許可を得て掲載しています。
イラストを描くのが辛い時の対処方法
「シンドイ」理由を考える
絵を描く前に「あーシンドイ…」と感じることはよくあると思います。
『何故だろう』と自分の頭の中を覗いてみると、背景を描かなければならない…、どこから手をつけたらよいのか分からない…、うまく描ききる自信がない…、といった不安が思い当たります。
しかし、このような不安が出てこない時もあります。
その理由を考えてみると、『描き慣れているものだけ』の時はシンドクありませんが、『描き慣れていないもの』を描かなければならない可能性が少しでもあると、シンドイと感じてしまいます。
要約すると、
①『目をそらし続けている苦手分野』があり、
②それに直面した時に『うまくできない状況に陥る可能性』を恐れているとのことです。
『きっとうまくできない未来の自分』を妄想して、「あーシンドイ…」と感じています。
つまり、シンドさを感じているということは、直視しようとしていない問題が潜んでいることになります。
「シンドさ」を消す方法
①目をそらしている苦手なこと(描く前にモヤっとするモノ)を正直に棚卸ししましょう。
天野 雀さんの場合は、手・足・後頭部…といった苦手なモノを挙げています。
②その中から1つだけ選び、毎日20分の模写を1ヶ月続けましょう。(最初のうちは写真より、線画を模写する方が良いかもしれないとのことです)
三日坊主を克服するためのアプリ『継続する技術』や、陽気な音楽も、模写を続けるのにオススメとのことです。
③次の月は、別の苦手なモノの模写を1ヶ月続けます。
Point
①自分から向かっていけば、実は恐くない。
②『不慣れ』と『不向き』を混同しない。(不慣れはただの回数不足)
③他の苦手なことも、大丈夫になってくる。
④一度集中的に時間をかけて習得したものは、苦手に戻ることはない。(自転車と同じ)
⑤長いスパンで考える。(1年間継続すると、12個以上の苦手がなくなる)
⑥直視しなければ、いつまでもシンドイ(何年経っても)
苦手なモノと向き合うことで、徐々に慣れて得意なモノに変わってくることもあると思います。皆さんも「目をそらしている苦手なモノ」を挙げて、向き合い方を考えてみましょう。
まとめ
絵を描くのが「シンドイ」時の、考え方や対処方法のご紹介でした。イラスト制作に辛さや面倒さを感じてお悩みの方は、天野 雀さんの解説を参考にしてみてください。
最後に、天野 雀さんのプロフィールをご紹介します。
天野 雀さんはイラストや漫画を描いていらっしゃり、SFアクション漫画『亜童』をご発表していらっしゃいます。Twitterでは他にも素敵な作品をご投稿していらっしゃいますので、ぜひご覧ください!
天野 雀さんのTwitterはこちら
『亜童』 月刊ヤングマガジン