着彩作業で絵の色合いを確認したり、資料から色や陰影の情報を参考にする際には、「色彩感覚」に応じて認識できる情報量が変わってきます。色相や明度の変化を敏感に感じ取ることができれば、着彩が汚くなっている部分に気付いたり、参考資料の色合いなどの情報も高い精度で読み取れると思います。
そこで今回は、色調や明度差の認識力を養うことができる、グラデーションをテーマにしたアプリをご紹介させていただきます。
スマホアプリで色彩感覚を養う
色彩診断
「色彩診断」は色の識別能力を測るために作られたアプリです。
チュートリアルでは、チェックマークで固定されてあるパネルの色を基準に、中央2つのパネルを入れ替えてグラデーションを完成させるとクリアになります。
ステージを進めるとパネルの数が増え、色相や明度の差が少ない色が並ぶようになります。クリアするためには、色彩の高い認識力が必要になります。
Color Bloxx
「Color Bloxx」は画面に表示される数多くのパネルの中から、一つだけ色の違うパネルを見つけるゲームです。
制限時間内に正解できた問題の数を判定します。
他のプレイヤーと正解した数を競えるランキング機能もあります。
ご紹介する他の色彩アプリよりは難易度は易しめで、色彩の違いを見分けるのが苦手な方でも気軽に楽しめるゲームです。
Blendoku2
「Blendoku2」は画面上部のPaletteのパネルを使って、GameBoard上でカラーブレンドを作成するゲームです。
ステージを進めていくと色相や明度の差が大きい並び替えも出てきます。
様々な難易度の問題が出題され、画面右下の虫眼鏡ボタンでヒントを使うこともできます。
デフォルトの問題数は500種類以上と多く、課金購入用の問題も用意されているので、長い期間で楽しめる色彩感覚ゲームです。
I Love Hue
「I Love Hue」は画面のパネルを並び替えてグラデーションを作成するゲームです。
マークで固定されてある箇所を参考にしつつ、パネルを色相順になるように並び替えていきます。
全体的に色相差の高いカラフルな問題が多くなっています。一つのパネルは単色ではなくグラデーション処理がかけられているので、問題の完成時には色合いの変化の美しさを感じることができます。
問題数も多く、色彩をテーマにしたアプリの中でも人気があるようです。
I Love Hue Too
「I Love Hue Too」は「I Love Hue」の続編です。
前作よりも、プレイヤーの色彩感知力と論理力が試せるように作ってあるとのことです。
「I Love Hue」と同じく、パネルを並び替えながら色合いの美しさを楽しむことができます。
幾何学的な図形が増え、三次元の並び替え問題も出題されます。
前作と同じく、数多くの問題が用意されているので、長期的に楽しみたい方にオススメです。
まとめ
色相や明度の認識力を試すことができるアプリのご紹介でした。色彩感覚を養いたいと思っていらっしゃる方や、グラデーションやパズルをテーマにしたゲームにご興味をお持ちの方は、ご紹介したアプリをお使いのスマホから検索してみてください。Color BloxxはiOS専用ですが、それ以外のアプリはAppStoreとGooglePlayの両方でインストールすることができます。