生まれたばかりの赤ちゃんはとても可愛いですよね。しかし描こうとすると大人は勿論、子供ともイメージが異なるなど、意外とうまく描けないものです。
今回は、大人とどう違うのかという点も踏まえつつ、赤ちゃんの描き方をご紹介していきます。
この記事の目次
赤ちゃんのイラストを簡単に描くコツとは
赤ちゃんは大人と比較して頭身が低く、四肢のサイズも小さいといった、単なる成人の身長を縮めただけに留まらないような特徴が沢山あります。
描けるようになればミニキャラやデフォルメキャラにも応用できるようになります。
赤ちゃん(乳児)と子供(幼児)の差
赤ちゃんは、基本的に男女の性差による体格の違いがありません。
・月齢1、2カ月頃の赤ちゃん
母親のお腹の中では丸まっていた為、生後も暫くは丸まった姿勢を保ちます。
首の座らない時期は名の通り首がほぼ見えず、四肢のくびれも見られません。腹部は膨れています。
身体が未発達なので力も弱く、立って歩いたりはできません。
・3~5カ月頃の赤ちゃん
首が発達し、座る姿勢が取れるようになります。
・7~8カ月頃の赤ちゃん
はいはいをし始め、四肢が成長していきます。
・9カ月頃の赤ちゃん
腕の筋肉が強くなって椅子などにつかまって立ち始めます。
・1歳頃の赤ちゃん
立って歩くようになります。この頃には生後間もない頃のような体格の丸みは見られなくなり、幼児…というより人としての体つきの第一歩に入っていきます。(※成長時期には個人差があります。)
赤ちゃんイラストの描き方(正面顔)
赤ちゃんの顔は、丸を意識しましょう。
頬のしもぶくれ感を意識すると輪郭の柔らかさを出せます。
また、顔立ちにも赤ちゃんと幼児では成長度による違いがあります。
生後間もない赤ちゃんは目や顔の筋肉が未発達なので動かし辛く、表情をうまく作ることができません。なので常に眠そうな雰囲気を意識するとよいでしょう。
一方幼児は筋肉も発達して表情が強く出てきますので、目の開け方を大きくするなどパーツの動きを大きくしていきます。
赤ちゃんイラストの描き方(横顔)
赤ちゃんの横顔は、おでこの広さと顎の丸さを意識しましょう。
首の後ろは肩に埋まっているので、肩の付け根との境目に皮膚のシワを入れる程度で、ほぼ一体化と捉えるといいでしょう。
赤ちゃんイラストの描き方(体)
赤ちゃんの体は、大体3頭身程度で捉えましょう。
頬はしもぶくれ気味に、腕・脚はムチムチで短く、お腹は膨れているように意識します。
骨も未発達の為、皮膚に張って見えるような箇所はまだありません。
手足は大人の小指程の長さで、小さく描きましょう。
赤ちゃんのアタリの取り方、大人の描き方の決定的な違い
顔・胴体・腰を大きな丸の集まりとして描き、四肢を小さな楕円の集合体としてくっつけていきます。
関節があまり動かせないため、伸び切らないように描くのがポイントです。
手首、足首といった関節のくびれは描かないようにしましょう。
また関節は体の肉で隠れているように描くと、雰囲気が出ます。
上体を支えられる程に腕が発達する事で、寝返りが打てるようになります。
また、子供から大人になるに従い、背が伸びて頭身も高くなります。
上半身:下半身の割合も1:1から1:1.2程度へと、下半身の割合が伸びます。
第二次性徴を迎えると、男性は肩、女性は胸や骨盤が張ってくるなど見た目のシルエットも大きく変わり、明確に個体差が出てきます。
手つきにも赤ちゃんと大人では明確な違いが現れます。
赤ちゃんの手は肉が厚くぷくぷくしており、対して大人は骨の発達に伴い筋肉も伸びて細くなります。
また、赤ちゃんの手は成人女性の小指を握れる程の大きさと捉えましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
誰しも辿った筈である赤ちゃんの時代ですが、大人は勿論子供とも違う、その時ならではの特徴が沢山あります。
ぜひ観察を重ねて、可愛さを絵に反映できるようなポイントを探してみて下さいね。