髪型の定番の一つ「三編み」。ロングヘアーを編む装飾的な髪型で、3つの紐状に分けた髪を編むことで一つの太い束となる髪型です。
キャラクターの個性や、複雑な髪型アレンジのパーツとして様々な作品に登場する三編みを描く方法を紹介します。
この記事の目次
色々なタイプのみつあみの女の子イラストをかわいく、簡単に描く方法を学習しましょう
三つ編みといっても多様なスタイルがあり、結び方ひとつでもキャラクターの印象が大きく変わります。
今回は三つ編みの様々なタイプの描き方を紹介していきます。
三つ編みの描き方は、イラスト初心者には非常に難解です
見た目のシルエットは何となく分かっても、その流れまでは表面を見るだけでは理解できません。まずは簡単な図で構造を理解しましょう。
三束の髪を互い違いに編まれて出来ている事が分かります。
描き続けていると訳が分からなくなりがちですが、パターンを覚えておくと見失いにくくなります。
三つ編みの描き方のポイント
三つ編みを簡単に描く為の手順、及びポイントを紹介します。
①正中線を引く
どれくらいの太さの三つ編みにするかを決めます。
⓶アタリを取る
束の大きさを揃える為、編み目の位置を大体で決めます。
③アタリに沿って編み込みを描く
三束の髪が交互に編まれているように、左右交互に束を描き加えていきましょう。中央の網目はy字状になるよう意識します。
④編み込みを描き込んで完成
①、⓶で束の太さ、大きさを揃えると書きましたが、とはいえ③のアタリに沿った編み込みまでで描くのを終えると見た目の印象が硬くなり、髪の毛らしさが出なくなってしまいます。
必ずその後で編み込みの線を増やしたり、編み目の束の形状・大きさを少しずつ変えたりと調整して、髪の毛らしい柔らかさを表現しましょう。
三つ編みのタイプ・形状ごとの描き方
女の子の顔とセットで、三つ編みのコツを覚えましょう。
ゆるくて柔らかい(ゆるふわ)一般的な三つ編み
緩くラフに編まれた三つ編みは、大人らしいこなれ感を出せます。
サイドに下ろした一本結びのスタイルは、漫画やアニメで母親役のキャラクターに多く見られる事からも、大人の女性の象徴的なスタイルとも言えるでしょう。
緩く二つ結びにすると、19~20代前半頃の成人女性の雰囲気になります。
細めに編んだ三つ編み
細く、きつめに編んだ三つ編みにすると、規律然とした場所に生きる人≒学生らしい雰囲気が出ます。特におさげは旧い女子高生の定番スタイルでしょう。
輪っか結びのツインテール三つ編み
おさげを編み、リボンで輪っか状に留めるスタイル。
幼児に多い髪型で可愛いく若い雰囲気を出せますが、成人女性にもキャップに似合うスタイルとして親しまれています。
また、同じおさげでも編み込みの緩急や量、毛先の縛り方で見た目の印象は大きく変わります。緩くルーズに編むと、大人っぽく優しい雰囲気を出せます。
編み込みで大人っぽい上品な編み込み三つ編み
編み込みを入れると、ひと手間かけた上品な雰囲気を出せます。
一部分だけアクセントとして、アップスタイル、一つ結び、などなど様々な形がありますが、いずれも作り込み過ぎない事が上品さを出すポイントです。
三つ編みの毛先をアレンジ!
毛先の形の変化でも三つ編み、ひいてはキャラクターの印象を変えられます。
揃っていると真面目、二股なら明るい性格のキャラクターに見えます。
風になびく三つ編みの描き方
三つ編みも縛っていない髪と同様、風になびきます。
但し束ねている分、固く動きにくくなっているので、動かす際には三つ編みの束の重さ(≒地面から引っ張られる力)を考慮する必要があります。
リボンの表裏のように、面の方向と形状を意識すると立体的な三つ編みの束を表現できます。
また、毛束は根元→毛先にいくほど動きが大きくなります。逆に言えば束の根元は殆ど動きません。
まとめ
描きたいとキャラクターに真似させてみたいスタイルは見つかりましたか。
ざっくり編めば大人の女性の優しさ、しっかり編めば女子高生のフレッシュさなどと、編み方ひとつで様々なオシャレも表現できる三つ編み。色々なスタイルを探して、楽しんでみるのもいいですね。