華やかな色を組み合わせてカラフルなイラストを制作したいのだけれど、彩度の高い色同士を合わせるのが難しい…。カラフルな色を上手にまとめているお手本はないかな?
そこで今回は、色作りのメイキングをPixivでまとめていらっしゃった、八幡さんの解説から、カラフルな絵を描くための十二単の活用表や色見本を見てみましょう!
※この記事で紹介している内容はご本人の許可を得て掲載しています。
※参考資料 「長崎盛輝著『かさねの色目』平安の配彩美」
この記事の目次
カラフルな色の作り方
カラフルな絵を描くための色の作り方や、色見本を見ていきましょう。
「カラフルな絵が描けない…」とお悩みの方は、平安時代の「襲の色目」を参考にしてみましょう。
襲の色目は、十二単(平安時代の女性用の装束)の色サンプルのようなものとのことです。襲の色目を活用すれば、カラフルな絵も簡単に作成することができます。
襲の色目は「紅の薄様」や「色々」など様々な種類があります。
平安時代には、十二単のコーデ用の色合いの組み合わせがたくさんあったとのことです。また、表地6色、裏地6色の全12色で美しさを競っていたとのことです。
今回は、襲の色目の「色々」を使って、華やかな多色の組み合わせを簡単に作っていきましょう。
まず最初に、「色々」の色見本を作ります。
このままでは現代的なCG絵に合わないので、色を補正しましょう。
色々(春の色目)をペイントツールの色調補正の「色相・彩度」で補正します。右端の紫も青っぽくして、色の変化をつけましょう。
作例では白黒で描いていた十二単の袖口の絵に、先ほど作った色の組み合わせを適用しています。さらに加工することで、カラフルな絵を簡単に作ることができます。
解説イラストのような多色の髪飾りも簡単に作成できます。色相を変えたものを散らしてもよいとのことです。
襲の色目を活用すれば、ステンドグラスの色どりも悩まずに済むとのことです。
八幡さんがいくつかのサイト様を参考に、色を組み合わせた見本を載せています。
カラーピッカーで色を取って、カラフルなイラストの制作に活用しましょう!
まとめ
カラフルなイラストを描くための、色の作り方や色見本のご紹介でした。カラフルな絵作りをするための解説や資料をお探しの方は、八幡さんの講座を参考にしてみてください。
最後に、八幡さんのプロフィールをご紹介します。
八幡さんはイラストレーターをしていらっしゃいます。
PixivやTwitter、Tumblrでは他にも素敵なイラストやメイキングをご投稿していらっしゃいますので、ぜひご覧ください!
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