キャラクターの指を描くのが難しい…。手は向きが変わりやすく、小指から親指まで大きく動かすことができるので、イラストにする際には苦戦する箇所だと思います。
そこで今回は、指を描くのが苦手な方にオススメの、指が簡単に描ける「指ブラシ」を見てみましょう!
指ブラシで指を簡単に描く
指ブラシを準備する
なにこのすごいチートなペン pic.twitter.com/QVvMu8h1v6
— MMZ(いよかん)(伊予瀬椛) (@momomomomiZ) January 7, 2020
指ブラシはCLIP STUDIO ASSETSで公開されているクリスタ用の無料ブラシです。CLIP STUDIO ASSETSの検索欄で「指ブラシ」と入力して、指ブラシをダウンロードしましょう。
クリスタを開いて、メニューバーのウインドウ→素材→素材〔すべての素材〕で、素材パレットのウインドウを表示します。
ダウンロードフォルダに指ブラシが表示されていると思います。
指ブラシをドラッグ&ドロップで、サブツールパレットの欄に持っていきます。サブツールパレットが表示されていない場合は、ウインドウ→サブツールで表示します。
サブツールパレットに指ブラシが登録されて、ブラシとして使用することができます。
指ブラシを使用する
ブラシの描画色を黒、背景色を薄い灰色にして、使用する色を描画色に合わせます。
指ブラシは、指先から描くブラシ、指の根元から描くブラシ、親指ブラシ、遠近用の指を描くブラシ、反転用のブラシなど、様々な種類があります。イラストで描画したい指の形に合わせて、ブラシを使い分けていきます。
実際に指ブラシを使ってみましょう。「指先から(右)」ブラシと「親指」ブラシでキャンバスをなぞっただけで、解説イラストのような指が簡単に描けてしまいました!
指ブラシの合成モードを「背景」に設定して、手前の指から奥の指へ順に描いていくのがオススメです。自動的に奥の指が手前の指に隠れてくれます。
CLIP STUDIO ASSETSの指ブラシの使い方にあるように、中指は人差し指とブラシサイズを変えずに、人差し指より長く見えるようにずらして描いています。
解説イラストでは、薬指・小指は小さく見えるように、ブラシサイズも少し小さくしています。
色付きの関節のアタリを消したい場合は、バケツツールで塗りつぶすか、ウインドウ→レイヤープロパティの表現色の項目をモノクロに設定するとよいとのことです。
解説イラストのように、色が塗られていない状態で表示されます。
ブラシの動かし方によって、曲げた指も描画することができます。指を大きく曲げる際は、「指先から」描くブラシを使うとよいとのことです。
また、指ブラシを使用するレイヤーをベクターレイヤーにしておくことで、指の形や長さの調整をすることができます。
先ほどの解説イラストの曲げた指を、制御点の追加・削除・移動で調整しています。
他にも様々な指の形や、手前に向いている遠近感のついた指も描画することができます。
まとめ
指を簡単に描くことができる「指ブラシ」のご紹介でした。指を描くのが苦手な方や、指を簡単に描く方法をお探しの方は、クリスタで使える「指ブラシ」を試してみてください。