日常的に見かけている「車」ですが、イラストで描く際には難しく感じていらっしゃる方も多いと思います。形状が複雑な車の形の捉え方を覚えて、見栄えの良い車に仕上げましょう。
そこで今回は、車の描き方をまとめていらっしゃった、篠田聡さんの解説イラストから、フォルムの捉え方やパースのつけ方など、車を描く際のコツを見てみましょう!
※この記事で紹介している内容はご本人の許可を得て掲載しています。
この記事の目次
自動車の描き方
車を描くための3つのコツ
①すべてにパースがかかる
②車はふくらんでいる
③車はでかい
ということを意識しましょう。
①すべてにパースがかかる
上の解説イラストの赤と青の補助線に注目してみましょう。一面だけにパースがかかることはないとのことです。
下段は、奥行きだけにパースがかかっている間違った例を載せています。
②車のフォルムはふくらんでいる
最近の車は、ほどんとがふくらみ系の曲線で形作られています。
いきなりパースに乗せて曲線を描くのは難しいので、青色の直線から赤色の曲線に削っていきましょう。
パースをとるのが難しいワンモーションフォルムと呼ばれる車があります。
ベンツAクラスや、特にプリウスがルーフのヘコみ、奇妙なふくらみのボンネットと、全体的にヌメッとしていて形を捉える際のとっかかりがないとのことです。
その難しさは、タマゴにパースをつけて描かなければならない感覚とのことです。
③車は大きいので正面から描く際はボンネットを強調し迫力を出そう
パースは強めにした方が大きい感じが出るとのことです。
窓を小さくしてボンネットを大きくすると迫力が出せるとのことです。
タイヤ(ホイール)の描き方
タイヤもパースがかかってふくらんでいます。
パースに従った仮想の正方形でタイヤの補助枠を作っています。タイヤの楕円のどこが最長なのかを意識しましょう。
また、ハンドルを切った場合も、切った方向にパースがかかります。
楕円の形が取りにくい場合は、お手元のテープやコースターなどの円い物を参考にしましょう。
まとめ
車の描き方のコツを解説した講座でした。車の形が複雑で戸惑っていらっしゃる方や、パースに乗ったカッコいい車が描けなくてお悩みの方は、篠田聡さんの車の描き方を参考にしてみてください。
最後に、篠田聡さんのPixivとTwitterをご紹介します。
篠田聡さんは現在、細密画をメインに活動していらっしゃいます。解説講座の他にも素敵なイラストをご投稿していらっしゃいますので、ぜひご覧ください!
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