キャラクターイラストにおいて光源を意識することは立体感を出すために重要ですが、「ライトをどの方向から当てるか」によってもキャラクターの表情やイラストの雰囲気も大きく変わってきます。ライトの当て方の種類や効果を知ることで、思い通りにイラストを演出する方法も見つかるのではないでしょうか。
そこで今回は、キャラクターのライトの当て方についてまとめていらっしゃった、uriさん(@uri2gou)の解説イラストから、ライトの種類やライトがどのような効果をもたらすのかを見てみましょう!
※この記事で紹介している内容はご本人の許可を得て掲載しています。
ライトの種類と効果
フロントライト(順光)
まっすぐ正面からのライトです。
物の模様や輪郭がわかりやすく、スッキリして見やすいイラストになります。
プレーンライト(ブロードライティング)
前方ナナメ45度くらいから当てるライトです。
光と影のバランスがよく、程よく立体感が出せます。
解説イラストの光の当たり方だとブロードライティングと言うとのことです。
プレーンライト(ショートライティング)
こちらもプレーンライトの解説イラストです。
顔を若干細く見せることができるかもしれません。
顔の向こう側から光が当たっている場合はショートライティングとも言うとのことです。
お化けライト
キャラクターの下からライトを当てています。
不穏さ・暗さ・怖さなどを演出することができます。
アッパーライトやアンダーライトといったように呼び方が色々とあるようですが、お化けライトが一番多かったとのことです。
リムライト
光源がキャラクターの後ろにあります。
眩しい雰囲気が出せて、キャラクターを縁取るようなハイライトができます。
レンブラントライト
鼻の向こうに三角形のハイライトができるものです。
重さが出ますが、最近の鼻を主張しない絵だと使い方が難しいとのことです。
ライトなし
ライトがなく、陰影や光がついていない状態です。
皆さんもイラストを描く際に、光源がどこにあるのか、ライトがどの方向から当たるのかを考えて、お好みの演出方法を探してみましょう!
まとめ
キャラクターのライトの種類や効果についての解説でした。
怖いキャラクターを描きたいのだけれど怖さをどう表現すれば良いのだろう?普段描いているイラストとは別の雰囲気にする方法はないかな?とお悩みの方は、uriさんのライトの解説を参考にしてみてください。ライトの効果を考えてイラストに組み込むことで、キャラクターや状況が見る側に伝わりやすくなり、表現のバリエーションも増やすことができると思います。
最後に、uriさんのTwitterをご紹介します。
他にも素敵なイラストをご投稿していらっしゃいますので、ぜひご覧ください!
uriさんのTwitterはこちら