11月5日、iPadでリリースされていた次世代ドローイングアプリAdobe FrescoのWindows版が公開されました。
Adobe Frescoは ・直感的なインターフェイス
・イラストレーターが必要な基本的なツールが揃っている
・絵を描く用途であれば無料で利用ができる(Photoshop等と連携する有料プランあり)
といった特徴を持つソフトですので、興味がある方は是非ダウンロードして利用してみてください!
AdobeFrescoのサイトを見る
Adobe Frescoについて
Frescoはアドビ初の絵を描くソフトです。
PhotoshopやIllustratorがあるじゃないか、と思う方もいるかもしれませんが、Photoshopは名前の通り写真編集ソフトであり、Illustratorはベクターグラフィックを作成するデザインを作る側面の強いソフトでした。
Frescoは絵を描く人びとのために作られたソフトです。
最大の特徴は現実の水彩画や油彩画のような体験のできるライブブラシです。
水彩のウェットな滲みや、油彩の立体的な質感をデジタルの上で体験できます。
また、PhotoshopのブラシやIllustratorのようなベクターブラシ(描画部分を計算式で定義し、いくら拡大しても画像が荒れないブラシ)も使用できます。
Adobe Blogにて4つのブラシを紹介されてますので詳しく知りたいかたはご確認ください。
Adobe Frescoで何ができるか、4つの作例で紹介
Windows版の対応機種、OSについて
FrescoはWindows 10 バージョン 1809 以降で利用できます。
ただライブブラシなど高いグラフィック性能が必要な機能も多く、どのPCでも動くわけではないようです。
Adobeが動作を保証しているのは以下の機種となります。
・Surface Pro 4
・Surface Pro 5
・Surface Pro 6
・Surface Book 1
・Surface Book 2
・Surface Studio 1
・Surface Studio 2
・Surface Go
・Wacom Mobile Studio Pro
ただ上記の機種と同等の性能のデスクトップPCと板タブといった構成でも利用は可能ですので、まずは無料版をダウンロードし性能のチェックをおすすめします。
Adobe Frescoは無料版の制限は?有料プランは必要?
Frescoは無料で利用できますが、一部機能の開放には有料のプレミアム機能が必要です。
プレミアム機能の内容は
・すべてのブラシ(コミック、特殊効果)の使用
・Adobeクラウドの容量100GB
・高画質JPGの書き出し、PSDとPDF書き出し
となっており、イラストのエントリーユーザーが絵を描くだけであれば無料で十分です。
仕事に使用したり、Photoshopと連携する必要がある場合のみプレミアム機能が必要となります。
プレミアム機能を使用する方法
プレミアム機能は
・Adobe製品が全て使えるCreative Cloudコンプリートプランへの加入
・Photoshopの単体プランの購入(フォトプランは不可)
・6ヶ月間の無料体験後 1,000円/月のサブスクリプション
で使用できるようになります。
すでにPhotoshopを利用している人は全ての機能が最初から使用できますし、逆にFrescoが初めてのお絵かきアプリである人は6ヶ月の無料体験をしつつ、単体購入を検討してみてください。
もちろん無料版を使用するのでも十分だと思われます。
まとめ
Adobe FrescoのWindows版の紹介でした。
ライブブラシの体験に興味がある方、対応デバイスをお持ちの方でイラストを初めてみたい方は是非体験してみてください!
AdobeFrescoのサイトを見る