パーカーを着ているファッショナブルなキャラクターを描きたいのだけれど、フードの構造はどうなっているのだろう?難しい形をしているフードの構造を理解することで、衣服の描写力も大幅にアップすると思います。
そこで今回は、フードについてPixivにまとめていらっしゃった、no nameさんの講座から、フードの作画資料や構造を見てみましょう!
※この記事で紹介している内容はご本人の許可を得て掲載しています。
フードの描き方
フードの種類
フーデッドパーカー、冬用デザイン、顔を包み込むようなタイプと、フードの種類を紹介しています。当講座では、一番単純そうな形のフーデットパーカーを解説しています。
衣服の構造に関して、首のつけ根は後ろ上がりなので、服の襟も首に合わせて後ろ上がりになっているとのことです。
フードの構造
中央のラインに注目しましょう。
パーカーのフードを描くことが難しいのは、フードを倒すと解説イラストの矢印の箇所が見えたり、生地が三重にもなるから、とのことです。
矢印の裏地が見えている部分についても考えていきましょう。
表地を青、裏地を紫で塗っています。
フードのつけ根はどこにあるか
ちょうど鎖骨の下辺を滑って肩まで上がり、そのまま首のつけ根の少し下で背中をまわります。
(※種類によってフードのつけ根の位置は様々とのことです。)
首まわりの高くなっているトコロ
後ろの首のつけ根から鎖骨の真ん中にスルッとまわります。
(※後ろにズリ下がる場合もあります。)
体に接地しているトコロ
フード前面の体との接地部分は、(A)の鎖骨のラインの少し外側、肩の端の少し内側にあります。
フード背面は、三角の形に垂れ下がっています。
横から見ると分かりやすいですが、フード背面の体との接地部分は、正面よりずっと下の位置にあります。
裏地が見えている山地帯まとめ
山地帯の布は、(A)フードのつけ根から始まり、(B)の首の周りを通って、(C)フードの下辺に落ちます。山地帯だけを描くと解説イラストのようになります。
普通に描く分には、(B)と(C)が把握できれば充分とのことです。
フードを描く手順
一番外側のヘリのラインにハート型のようなラインを描いて、まとめています。
体を描く、内側の山を描く、外側を描く、という手順でフードを作画をすると分かりやすそうですね!
まとめ
フードの構造や描き方を解説したファッション講座でした。冬のイラストにフード付きのパーカーを着ているキャラクターを描こうと思っていらっしゃる方は、no nameさんのフード講座を参考にしてみてください。
最後に、no nameさんのPixivをご紹介します。他にも素敵なイラストをご投稿していらっしゃいますので、ぜひご覧ください!
no nameさんのPixivはこちら