街の衣料品店や、アニメや漫画キャラクターの服装でもよく見かける「デニム生地」。リアルなデニムの質感を表現するには、どのような手順でイラストを制作すればよいのだろう。
そこで今回は、デニム生地のメイキングをTwitterにまとめていらっしゃった、つるしまたつみさんのツイートから、デニム生地のイラストの制作工程について見てみましょう!
※この記事で紹介している内容はご本人の許可を得て掲載しています。
Twitter 「つるしまたつみさん デニム生地の描き方」デニム生地の描き方
それでは、デニム生地の描き方を見ていきましょう。
①デニムのベースを塗ります。
②解説イラスト右上のタッチのようなカサカサの筆で、横のラインを意識しながら、1影を塗ります。
③乗算レイヤーを作成して、2影で明暗差をつけます。
ついでに、質感も加えているとのことです。
④スクリーンのレイヤーを作成して、明るい部分を塗っていきます。
サクサク塗って、筆だけで質感を表現します。
細かいシワを描き込むことと、端のこすれた部分を最も明るくすることがポイントとのことです。
⑤不透明度26%のオーバーレイで、黄色を乗せます。
この処理を加えると、デニム感が増すとのことです。
色を加えるとデニムっぽくなる理由として、デニムに深みを加える為に施される「トッピング(別の染料を加えて色相に変化を持たせる)」工程が実際に存在しているとのことです。
⑥ステッチとボタンを描きます。
ステッチは単色でも良いですが、ステッチにも影をつけているとのことです。
⑦不透明度63%の乗算で、落ち影と境界をくっきりさせます。
⑧ダメージ部分を描きます。
綺麗な物を汚すみたいで楽しいとのことです。
⑨質感を出す為に、お好みでテクスチャを貼ります
クリスタの漆喰と斑雲を70〜80%で乗せているとのことです。
⑩少し物足りないとのことで、硬さを意識しつつ筆で質感を加えているとのことです。
デニム生地が完成しました。
質感やダメージ部分、縫い目の表現などがリアルで、本物のデニム生地のようですね!
まとめ
デニム生地の描き方を知ることができました。デニムのリアルな質感の出し方や、デニム生地の制作手順をお探しの方は、つるしまたつみさんのツイートを参考にしてみて下さい。
最後に、つるしまたつみさんプロフィールをご紹介します。
つるしまたつみさんはイラストレーターをしていらっしゃり、グッズやCDジャケットのデザインイラストなど、幅広くご活躍していらっしゃいます。
Twitterやホームページでは、他にも素敵なイラストをご投稿していらっしゃいますので、ぜひご覧ください!
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