漫画やイラストを描き始めようとしたのだけれど、何を描けばよいのかが分からない…。創作活動をするにあたって、「何を描くか」考えることは、最初の関門だと思います。
そこで今回は、漫画・イラストの案出し方法をTwitterにまとめていらっしゃった、天野 雀さんのツイートから、量を意識した案の出し方について見てみましょう!
※この記事で紹介している内容はご本人の許可を得て掲載しています。
Twitter 「天野 雀さん 『量産脳』を鍛える-案出しの方法」『質より量』案出しの方法
用意するもの
それでは、案出しを『量産』していく方法を見ていきましょう。
まずは、ペンとノートを用意します。
絵の案出しは、「A4 Wリングノート(クラフト表紙・50枚)」、漫画の案出しは、「A5 Wリングノート(80枚)」がオススメとのことです。
道具の用意ができたら、やる事は『ノート丸々1冊、一気に使い切る』とのことです。
こんな人にオススメ
・何を描けばよいか決められず、いつまでも悩む。
・細かい所が気になって、先に進められない。
・「とりあえず始める」ことができない。
といった方にオススメとのことです。
絵の案出し
①何でもいいから描いてみる。(人、モノ、動物、風景、人外、etc…)
②良い感じになりそうなら、進められる所まで描く。
ダメそうなら、さっさと次のページへ進む。
③そのまま、どんどんページを進めて、一気に最後のページまで描く。
④良い絵はノートから破って、そのまま下書きにしてしまい、トレースでペン入れをする。
イマイチな絵は、もう1度振り返ってみて、使える絵にならないかを考えてみる。ダメならボツにする。
マンガの案出し
①思いついたワードを書く。(幼女誘拐、人を消す方法、黒い電話ボックス、etc…)
②話が膨らみそうなら、進められる所まで書く。
ダメそうなら、さっさと次のページへ進む。
③そのまま、最後のページまで一気に書く。
④良い感じにまとめられたストーリーは、そのまま、プロット・ネーム作業へ。
イマイチな場合は、もう1度振り返ってみて、面白くできないか考えてみる。ダメならボツにする。
案出しのポイント
案出しを行う上でのポイントや考え方についてです。
①気に入ったものだけ描く。(イマイチと思っているものを、無理して描く必要はない。)
②イマイチでも、いちいち凹まない。引きづらない。(次のページをめくったら忘れる。)
③『ノート1冊から、1〜2個良いのが出てくればOK』ぐらいのスタンスで臨む。
④大量のゴミの山から、光るものを見つける古物商のつもりで。
案出しの過程では『質より量』。作品制作の過程では、『量より質』とのことです。
自分が今、『案出し過程』なのか、『制作過程』なのか、区別をハッキリさせましょう。
『質』(クオリティー)は、実際に作り始める段階になってから気にすればOKとのことです。
まとめ
イラストや漫画の案出しの方法を知ることができました。何を描けばよいのか決められなかったり、創作のとっかかりが掴めずにお悩みの方は、天野 雀さんのツイートを参考にしてみて下さい。
最後に、天野 雀さんのTwitterをご紹介します。他にも素敵なイラストをご投稿していらっしゃいますので、ぜひご覧ください!
天野 雀さんのTwitterはこちら