多数の木が生い茂っている森のイラストを描く際には、鑑賞者が目をとめるポイントを作ったり、画面のメリハリの出し方を知っておくと、見栄えのよい風景になると思います。
そこで今回は、森の描き方をTwitterにまとめていらっしゃった、よー清水さんの解説イラストから、森を描く際のテクニックを見てみましょう!
※この記事で紹介している内容はご本人の許可を得て掲載しています。
Twitter 「よー清水さん 森のススメ」この記事の目次
森の描き方
森を描くときに一番大切なのは、個を描くのではなく、群れを描く意識とのことです。
①一枚のレイヤーに構図を描き、フリー選択ツールで切り抜いてレイヤー分けをします。
構図には、奥に目を誘導する道などの要素を入れるとのことです。
②レイヤーごとにシルエットと明度を調整します。
焦点は必ずコントラストを高くして、人の目にとまるようにするとのことです。
③全体はぼんやりと柔らかく描き、特徴的な部分のみをシャープにするとのことです。
また、光を黄色、影を青色にして、黄色+青色で木の緑を表現しています。
④木から落ちる影や、草の影などの落ち影を特に意識して仕上げます。
遠景は木の特徴のみを描くとのことです。
よー清水さんの技法書のご紹介
よー清水さんは、『「ファンタジー背景」描き方教室 Photoshopで描く! 心を揺さぶる風景の秘訣』の技法書をご出版していらっしゃいます。
こちらのPhotoshopを使用した風景イラストの技法書では、多数のイラストメイキングを通して、制作工程や描き方のテクニックを学ぶことができます。
「森の遺跡」のメイキングでは、植物の色の考え方や、樹木の描き方など、森を描く際のテクニックを詳しく解説しています。
他にも、花、水、空、岩といった、風景イラストで見かけることが多い自然物を網羅しているので、様々な自然物の描き方を学びたい方にオススメの内容となっています。
自然物の描き方だけでなく、パースや構図、影の付け方や明暗をコントロールする方法といった、基礎技術についての解説もしているので、これから風景イラストを描き始めたいと思っている方も安心して技法書を読むことができます。
また、よー清水さんは、『「キャラの背景」描き方教室 CLIP STUDIO PAINTで描く! キャラの想いを物語る風景の技術』の技法書も、ご出版していらっしゃいます。
CLIP STUDIO PAINTを使用した、背景イラストの技法書となっております。
こちらの技法書も、立体を面で捉える方法、ツールで球体を塗る手順といった基本的な項目から、エフェクトを使用して背景を演出する方法、空や雲、花や樹木といった自然物の描き方など、数多くの背景描写の考え方を学ぶことができます。
二冊の技法書は、購入特典として、よー清水さんが使用している様々なカスタムブラシをダウンロードすることができます。
また、技法書内の作例イラストのPSDファイルも、ダウンロードすることができます。
背景イラストの技法書をお探しの方は、ぜひ、お手にとってご覧ください!
まとめ
森を描く際に意識するポイントを知ることができました。鑑賞者の視線を引きつけられるような、魅力的な森のイラストを描きたいと思っていらっしゃる方は、よー清水さんさんの解説イラストを参考にしてみて下さい。
最後に、よー清水さんのプロフィールをご紹介します。
よー清水さんはフリーランスのコンセプトアーティスト、デザイナーをしていらっしゃいます。
ゲームアートの仕事をメインに、アニメのイメージボード、ライトノベル挿絵、技法書の執筆など、多方面でご活躍していらっしゃいます。
Twitterやブログでは、他にも素敵なイラストや、イラストレーター向けの記事をご投稿していらっしゃいますので、ぜひご覧ください!
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