背景イラストの重要な要素の一つである「奥行き」。奥行きで鑑賞者の視線を集めるポイントを作ることができれば、より魅力的なイラストになるのではないでしょうか?
そこで今回は、奥行きの出し方をTwitterにまとめていらっしゃった、よー清水さんの解説イラストから、奥行き表現のテクニックを見てみましょう!
※この記事で紹介している内容はご本人の許可を得て掲載しています。
Twitter 「よー清水さん 奥行きのススメ①」Twitter 「よー清水さん 奥行きのススメ②」
奥行きの出し方
くの字に配置する
解説イラストのように、要素を手前から奥に向かって、くの字に配置するだけで、奥行きを表現しやすくなるとのことです。
それぞれ、雲、道、岩をくの字に配置しています。
シルエットを重ねる
奥行きは、シルエットを重ねるだけで表現することができるとのことです。
手前から、丸→人→星と重ねて、奥行きを出しています。
明るい月と暗いフクロウ、明るい雲と暗いカゴを、それぞれ重ねています。
右の解説イラストは「明には暗を、暗には明を」を意識して描いています。
この法則を守るだけで、印象がまるで違ってくるとのことです。
よー清水さんの技法書のご紹介
よー清水さんは、『「ファンタジー背景」描き方教室 Photoshopで描く! 心を揺さぶる風景の秘訣』の技法書をご出版していらっしゃいます。
こちらのPhotoshopを使用した背景イラストの技法書では、雲や道をくの字に配置するテクニックや、シルエット・明暗を意識して絵の見栄えをよくする方法について、より詳しく解説しています。
背景イラストのテクニックを理屈から説明しているので、背景イラストの考え方が分からない方にオススメの内容となっています。
他にも、パースや構図、光と影の塗り方といった、基礎技術についても詳しく解説しています。
草、木、岩、建物、室内といった、背景イラストではお馴染みの自然物・人工物の描き方も、イラストメイキングを通して学ぶことができるので、様々な種類の背景イラストを描きたいと思っている方にもオススメです。
また、よー清水さんは、『「キャラの背景」描き方教室 CLIP STUDIO PAINTで描く! キャラの想いを物語る風景の技術』の技法書も、ご出版していらっしゃいます。
CLIP STUDIO PAINTを使用した、背景イラストの技法書となっております。
こちらの技法書も、立体を面で捉える方法、ツールで球体を塗る手順といった基本的な項目から、エフェクトを使用して背景を演出する方法、空や雲、花や樹木といった自然物の描き方など、数多くの背景描写の考え方を学ぶことができます。
二冊の技法書は、購入特典として、よー清水さんが使用している様々なカスタムブラシをダウンロードすることができます。
また、技法書内の作例イラストのPSDファイルも、ダウンロードすることができます。
背景イラストの技法書をお探しの方は、ぜひ、お手にとってご覧ください!
まとめ
要素をくの字に配置したり、シルエットを重ねることで、奥行きを表現する方法を知ることができました。イラストの奥行きが出せなくてお悩みの方は、よー清水さんさんの解説イラストを参考にしてみて下さい。
最後に、よー清水さんのプロフィールをご紹介します。
よー清水さんはフリーランスのコンセプトアーティスト、デザイナーをしていらっしゃいます。
ゲームアートの仕事をメインに、アニメのイメージボード、ライトノベル挿絵、技法書の執筆など、多方面でご活躍していらっしゃいます。
Twitterやブログでは、他にも素敵なイラストや、イラストレーター向けの記事をご投稿していらっしゃいますので、ぜひご覧ください!
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