イラストを美しく仕上げるための、塗りの考え方はあるのだろうか?同系色や補色を考えて塗ることで、色同士が馴染んだりアクセントが入って、見栄えがよくなると思います。
そこで今回は、配色についてTwitterにまとめていらっしゃった、村カルキさん(@murakaruki)の解説イラストから、色相環でみる色がケンカしない方法を見てみましょう!
※この記事で紹介している内容はご本人の許可を得て掲載しています。
Twitter 「村カルキさん 色相環でみる色がケンカしない方法」この記事の目次
色相環でみる色がケンカしない方法
村カルキさんは色を塗る際に、色相環の隣合う色を置いたり、さし色を入れてバランスをとっているとのことです。
今回は、青色を例として解説しています。
メインカラーが青色の場合は、隣り合う色は、解説イラストの赤色の丸で囲まれた範囲になります。
メインカラーの周りの色相は、メインカラー+他の色が入った色なので、基本的にケンカしないとのことです。
彩度が一定でも、赤丸で囲まれた範囲の幅があります。
明度差を加えることでさらに幅が出るとのことです。
上記の考え方で塗ったイラストを載せています。
メインカラーを青にして、さし色にピンクや紫を入れているとのことです。
二種類のさし色を比較した解説イラストを載せています。
左が紫よりのピンクでさしたイラスト、右が暖色よりの赤でさしたイラストとなっています。
暖色よりの赤でさしたイラストは、悪くはないがさし色が目立ちすぎて浮いているとのことです。
なぜ、紫や紫よりのピンクでさし色を入れるかというと、紫には青色が混ざっているので、青い絵に自然と馴染むとのことです。
違う色を置く場合でも、その色に何色が混ざっているかを考えると、まとまりが出るとのことです。
逆に、異常さや独特の雰囲気を出したい場合は、補色関係の色を選ぶ方法もあるとのことです。
補色とは、色相環において反対側の色のことを指します。
補色の例を載せています。
黄緑と紫は補色関係にありますが、色相が紫に近いピンクを置いて、バランスをとっています。
また、「人が見慣れているから」という理由で自然に見えるという考え方もあります。
例えば、「紅葉」、「ハロウィン」、「クリスマス」といったように、補色に近い色ががっつり入っていても、引き立ったり、自然に見える場合もあるとのことです。
また、同系統の色の中にあえて別系統の色を入れ、見せたい部分だけを目立たせる、といったこともできるとのことです。
村カルキさんの紅葉を題材にしたイラストや、青の中にオレンジを入れてキャラクターを目立たせているイラストを載せています。
どちらも補色を使いこなしており、美しいイラストに仕上げていらっしゃいます!
まとめ
同系色と補色の使い方・考え方を知ることができました。色の選び方が分からずにお困りの方や、イラストを美しく塗りたいと思っていらっしゃる方は、村カルキさんの解説を参考にしてみてください。
最後に、村カルキさんのプロフィールをご紹介します。
村カルキさんはソーシャルゲームのお仕事など、フリーのイラストレーターとしてご活躍していらっしゃいます。
TwitterやPixiv、ホームページでは、他にも素敵なイラストをご投稿していらっしゃいますので、ぜひご覧ください!
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