イラストを仕上げたのだけれど、どこか物足りない…。絵を今より見栄え良くするために、何かおすすめのテクニックはないだろうか?
そこで今回は、反射や色についてTwitterにまとめていらっしゃった、よー清水さんの解説イラストから、反射の描き方、色の情報量を増やす方法を見てみましょう!
※この記事で紹介している内容はご本人の許可を得て掲載しています。
Twitter 「よー清水さん 反射・色のススメ」反射のススメ
光は直線上で、上下左右に反射します。
雨などで水に濡れた場合はもちろん、全ての物は、角度がつくと反射するとのことです。
さらに、色、明度の差が大きいと、映るとのことです。
反射をする条件を覚えて、映り込みを描きましょう!
色のススメ
デジタル絵が最も苦手とするのが、色の豊富さ(色の情報量)で、それを解決するのが、自分の絵を合成して色の情報を増やす技法とのことです。
元の絵に、自分で描いた別の絵をオーバーレイで合成して、色の情報量を増やしています。
オーバーレイ合成と波フィルタを使用しています。
グレージング
ここから描き込んで絵を完成させますが、完全に描き潰すのではなく、埋もれた物を掘り起こすイメージで描いていくのがオススメとのことです。
この技法は絵を一度壊して、全体を引っ込める(馴染ませる)効果があります。
絵に不満がある時や、背景とキャラが浮いている時などにも有効とのことです。
油絵のグレージングと似ているので、よー清水さんはこの技法を、「グレージング」と呼んでいるとのことです。
厚塗り、背景、水彩塗りに特にオススメとのことです。
他人の絵を使用するのは厳禁なので、気をつけましょう!
よー清水さんの技法書のご紹介
よー清水さんは、『「ファンタジー背景」描き方教室 Photoshopで描く! 心を揺さぶる風景の秘訣』の技法書をご出版していらっしゃいます。
こちらのPhotoshopを使用した背景イラストの技法書では、光の反射、コントラストの映り込み、写真やイラストの合成方法など、当記事の解説よりもさらに詳しいテクニックを、考え方から学ぶことができます。
他にも、パースの基本、構図の作り方といった、背景イラストを描く上で基本的なポイントを、詳細に解説しています。
魔法使いの部屋、夕暮れの城下町、森の遺跡、といった数多くのイラストメイキングからは、様々なオブジェクトの描き方を通して、イラストを完成させるまでの制作工程や、サムネイルスケッチの手順、素材の活用方法、樹木や森を描く際のポイントなど、数々のテクニックを知ることができます。
背景を基礎から学びたい方、プロの思考・技術を知りたい方に、オススメの内容となっております。
また、よー清水さんは、『「キャラの背景」描き方教室 CLIP STUDIO PAINTで描く! キャラの想いを物語る風景の技術』の技法書も、ご出版していらっしゃいます。
CLIP STUDIO PAINTを使用した、背景イラストの技法書となっております。
こちらの技法書も、立体を面で捉える方法、ツールで球体を塗る手順といった基本的な項目から、エフェクトを使用して背景を演出する方法、空や雲、花や樹木といった自然物の描き方など、数多くの背景描写の考え方を学ぶことができます。
二冊の技法書は、購入特典として、よー清水さんが使用している様々なカスタムブラシをダウンロードすることができます。
また、技法書内の作例イラストのPSDファイルも、ダウンロードすることができます。
背景イラストの技法書をお探しの方は、ぜひ、お手にとってご覧ください!
まとめ
反射や映り込み、別の絵を合成して色の情報量を増やす方法を知ることができました。反射の条件や、イラストの見栄えを良くするための方法をお探しの方は、よー清水さんさんの解説イラストを参考にしてみて下さい。
最後に、よー清水さんのプロフィールをご紹介します。
よー清水さんはフリーランスのコンセプトアーティスト、デザイナーをしていらっしゃいます。
ゲームアートの仕事をメインに、アニメのイメージボード、ライトノベル挿絵、技法書の執筆など、多方面でご活躍していらっしゃいます。
Twitterやブログでは、他にも素敵なイラストや、イラストレーター向けの記事をご投稿していらっしゃいますので、ぜひご覧ください!
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