牧場や競馬場、エンターテイメント作品でも、馬を見る機会は多いと思います。馬のイラストを描いてみたいのだけれど、馬の顔や体、走っているポーズを描くのは難易度が高そう…。
そこで今回は、馬の描き方をPixivにまとめていらっしゃった、七海ルシアさんの解説イラストから、馬の頭や体を描く際のポイントを見てみましょう!
※この記事で紹介している内容はご本人の許可を得て掲載しています。
Twitter 「七海ルシアさん 馬の描き方その1」Twitter 「七海ルシアさん 馬の描き方その2」
馬の描き方
本解説の目的

リアルな馬を描く、馬らしく描くことに重点を置いている、馬の描き方講座とのことです。
初めて馬を描く方、上手く描けずに悩んでいる方に、馬のイラストを描く上でのポイントをご紹介いたします。
馬の頭

顔の軸になる、タテ線(ナナメ)、ヨコ線を引いてから、頭部の全体像を描いていきます。

・耳の付け根やタテガミの生え際
・ほほはふっくら
・鼻スジは真っ直ぐ
・ひし形のアタリなど、目印を描くと分かりやすい
馬具を装着した馬の頭のイラストも載せています。
馬の体

馬体は個体差が特に大きいので、脚部の関節に重点を置きます。
馬をかっこよく描くには、正しい関節の描き方が必須とのことです。
関節を一点で表現する方が多いとのことですが、七海ルシアさんの場合は、関節を二点一組で描いているとのことです。

馬の体を描く際のポイント
・馬体のバランスが上手くいかない時は、肩から描くとよい
・胸がムキムキ
・首と背骨のラインを同じ長さで描くと、バランスがとりやすく、また、馬によって長さを少し変えるとよい
・太モモがムキムキ
脚の長さについて
脚がスラっと伸びた馬もいれば、少し短足の個体もいるとのことです。
脚が長い個体は芝向きに多く、逆に短足の個体は力の入るダート馬に多いとのことです。
胴体の長さについて
馬によって背・胴の長さは様々とのことです。
胴体の短い馬は短距離向き、胴体の長い馬は長距離向きと言われています。
ギャロップ

ギャロップ(襲歩)についての解説です。
馬の前脚が両方浮いている状態を絵にすると、疾走感や躍動感が強く出るとのことです。
また、足先が芝や砂で隠れないので、初心者の方にもオススメとのことです。



脚を描く際のポイント
脚のそれぞれの長さ、角度に注意しているとのことです。
関節が逆に曲がっていたり、関節の数が一つ少なくなっている絵にならないように、気をつけましょう。
胴体に脚をくっつけるように描くのではなく、後脚は腰からのラインを、前脚は肩や首からの延長線
をそれぞれ意識しながら描くとよいとのことです。
全体のバランス
脚は多少長めに描いても大丈夫ですが、首が短すぎたり、長すぎたりすると、バランスが崩れやすくなるとのことです。
また、筋肉を意識しすぎても、バランスが崩れやすくなってしまうとのことです。
筋肉がついている感じを出したい場合は、骨格を意識して描きましょう。

馬を描く際の悪い例
・丸みがつきすぎて別の種類の馬に
・関節がおかしい
・別の生物になってしまっている
馬をデフォルメしてイラストにする場合は、この限りではないとのことです。

馬の描き方の解説でした。
皆さんも、好きな馬や、お気に入りの馬を描いてみましょう!
リアルなイラストを描く際は、写真の模写から始まるとのことです。
絵を描くことに慣れていない方は、写真の上に紙を置いてなぞるのも、良い練習になるとのことです。
馬の描き方(シルエットから全身を描く)

続いて、シルエットから馬を描く方法を見てみましょう!

馬をシルエットから描く
全身の骨格や筋肉の解説を見ても、馬が上手く描けない!といった方にオススメの描き方です。
最初に馬のシルエットやアウトラインを描き、全体の形から掴んでいくとよい、とのことです。
まずは、シルエットから描く描き方で全体のバランスが上手くとれるようになってから、骨格や筋肉を意識していくと覚えやすいとのことです。
左上の解説イラストは、馬のシルエットをベタ塗りで描いています。
練習や厚塗りが得意な方に向いているとのことです。
ベタ塗りでシルエットを描いた後に、さらにPhotoshopで輪郭線を引いたものが、右上の解説イラストになります。
こちらは、アニメ塗りが得意な方に向いているとのことです。
それぞれ、オーバーレイで着色、選択範囲から塗りつぶして着色したものが、下段の解説イラストになります。

参考にする馬のモデル
馬のモデルは、イラストにしても見栄えが良さそうな、胴がやや短めで脚が長く見える、短距離〜マイル系のサラブレッドを参考にしているとのことです。(有名所から数頭選んで、描き合わせたものなので、全てが上述の特徴に当てはまるわけではない、とのことです。)
馬といっても、短足や胴長、頭が大きいなどの個性があるため、イラストの参考にする際には、バランスの良いモデルの写真を探すのもポイントとのことです。
サラブレッドは健康で強い馬ほど、全体のバランスが整っている傾向があるので、参考にしやすいとのことです。
参考にする際の馬の健康状態
動物の画像を参考にする際は、病気や歩様に異常がある画像を、健康な状態のものだと思い込んで描かないように注意しましょう。
細かい部位やパーツを検索していると、健康でない状態の画像が出てくる場合があるとのことです。

シルエット派の描き方
最初に体の軸のアタリをつけます。
脚の部分に関しては、二段関節を意識するとオススメとのことです。
さらに、体の軸から三角形を伸ばす感じに肉付けをしていきます。
おなかは、お尻に向けてふっくらとしているとのことです。
アウトライン派の描き方
全身が上手く描けない方は、肩から描き始めるとよいとのことです。
アウトライン重視の場合は、まず、凸部分を意識して、凹部分を調整しましょう。
馬の脚には、夜目という親指が進化した部分があり、馬によって色が異なるとのことです。
※今回の描き方講座を作成するにあたり、部位の名称などは、「新アルティメイトブック 馬」(緑書房)から引用・参考にしているとのことです。

七海ルシアさんの馬のイラストを載せています。
馬の走っている姿は疾走感や躍動感を出しており、毛や体の質感からは馬のリアルさが感じられます。
本物の馬と見間違えてしまいそうですね。
皆さんも本講座の解説を参考に、素敵な馬のイラストを描いてみてください!
まとめ
馬の描き方を知ることができました。これから馬のイラストを描きたいと思っていらっしゃる方、馬を描く際のポイントを探していらっしゃる方は、七海ルシアさんの解説を参考にしてみてください。
最後に、七海ルシアさんのPixivとTwitterをご紹介します。他にも素敵なイラストをご投稿していらっしゃいますので、ぜひご覧ください!
七海ルシアさんのPixivはこちら七海ルシアさんのTwitterはこちら