人物や動物、背景、アニメやゲームのキャラクターを洗練された雰囲気で表現できる「水墨画」。水墨画のイラストを描いてみたいのだけれど、どのような手順で絵を描いているのだろう?
そこで今回は、水墨画の描き方をTwitterにまとめていらっしゃった、つらら庵さんの解説イラストから、雀、松、目の水墨画の制作工程を見てみましょう!
※この記事で紹介している内容はご本人の許可を得て掲載しています。
Twitter 「つらら庵 さん 水墨DE雀」Twitter 「つらら庵 さん 松の簡単な描き方(遠景)」
Twitter 「つらら庵 さん 松の簡単な描き方(近景)」
Twitter 「つらら庵 さん 水墨的目の描き方」
水墨画の制作工程
雀の描き方
①嘴と目を描きます。
目と嘴の距離感に気をつけているとのことです。
②喉元と頭を描きます。
ここで、体の大きさが決まるとのことです。
③肩から羽先を一気に描いていきます。
かすれで羽の質感を出しています。
④胸の毛を柔らかく描き、細部に手を入れて、雀の水墨画の完成です!
松の簡単な描き方(遠景)
①くねくねと幹を描きます。
枝は全て下方向に下がり目で描いています。
②太い"ー"の字を、先ほどの枝に添わせるように並べます。
③濃い点々を所々に打って、遠景の松の完成です!
ちょっとした日本風の背景を描く際におすすめとのことです。
松の簡単な描き方(近景)
①幹を描きます。
"∩"状の形を重ねて、鱗のように樹皮を描いています。
くねる様に描くのがポイントとのことです。
②放射状に描いた葉を一個体として、それらを組み合わせて立体感を出します。
③中濃墨で全体に陰影を入れて、近景の松の完成です!
遠景の松と組み合わせると、広大な松林が描けるとのことです。
目の描き方
①最後は人間の目を描いていきます。
②眉、睫毛、瞳孔を描きます。
③さらに、瞳孔の周りも描いていき…。
④目の水墨画が完成しました!
潤いを表現することがポイントとのことです。
まとめ
様々な水墨画イラストの描き方を知ることができました。水墨画でイラストを描く際に、意識するポイントや制作手順が分からなくてお悩みの方は、つらら庵さんの解説を参考にしてみてください。
最後に、つらら庵さんのプロフィールをご紹介します。
つらら庵さんは日本画を学ぶかたわら、日本画で得た知識や経験を活かし、雑貨やアクセサリーを作っていらっしゃいます。財布、ブックカバー、クッションなど、色々なジャンルの商品を制作していらっしゃり、全ての商品は"手描き"というワードで繋がっているとのことです。
Twitterでは、他にも素敵なイラストをご投稿していらっしゃいますので、ぜひご覧ください!
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