皆さんは「ペン画」をご存知でしょうか?
ペン画とはミリペンやボールペン、Gペン、筆ペンなどの身近な画材を使ったアナログイラストの一種。デジタルイラストとは違って、手軽に始められるのも人気の理由です。
ここではペン画をこれから始める初心者に向けて、オススメのペン5種類をご紹介します。
作品の紹介
まずはお手本として、実際にペン画の作品を見てみましょう。イラストレーター・Akutoさんのモノクロペン画をご覧ください。

「導く」 by Akuto

「白雪精」 by Akuto

「遠くへ行きたい」 by Akuto
ペン画ならではの緻密な描き込みと、コントラストが高くメリハリのあるタッチ。それによって醸し出される幻想的な雰囲気…どれも素晴らしい作品です。こんなペン画を描けるようになりたいですね。
ペンの種類
それではペン画初心者向けのペン5種類を紹介していきます。今回はより製図や絵を描くのに適したミリペンと万年筆型(Gペン改良型)の二つに絞って解説します。
ミリペン

ミリペンとは、数ミリ単位の細いペン先をもつマーキングペンの一種です。一定の線幅を引くことに適している為、主に製図用で使われます。
代表的なものはピグマ・コピックマルチライナー・ラッションドローイングペンなどです。
ピグマ PIGMA

ピグマは株式会社サクラクレパスが販売する水性マーカー。多くのユーザーが使用する人気のミリペンです。
金額・ペン先
販売価格は各200円。ペン先の細さは0.05~0.8mmまで11種類あり、最も充実しています。
特徴
水性顔料インキを使用し耐水性に優れている為、水性のペンでなぞった時ににじみません。またペン先が丸く、つぶれにくいのが他のペンと比較してもピカイチです。色は全10色。
マンガ・イラストなど様々な用途で使えますが、線の強弱が付けにくいので注意が必要です。
コピックマルチライナー

株式会社トゥマーカープロダクツが販売する、「コピック」シリーズのラインドローイングペン。水性マーカー「コピック」と併用してもにじまない、耐水性も備えたペンです。
金額・ペン先
販売価格は各200円。0.03mmの極細ペン先も含んだ、8種類の細さから選べます。
特徴
耐水性・耐アルコール性で、色も全10色展開。乾くのがとても早いのも特徴の一つです。
やはりコピックと相性がいいので、カラーイラストを描く時はピグマよりマルチライナーが最適です!
ラッションドローイングペン RUSHON DRAWING PEN

油性マーカー「マジック」で有名な寺西化学工業株式会社のドローイングペン。マジックを開発した技術力で出来たにじみや裏移りの少ないペンです。
金額・ペン先
価格は他のペンよりも安い150円。ペン先の細さは0.03~1.0mmの9種類から選ぶことが出来ます。
特徴
書き心地がとても滑らかで、かすれる感じが少ないです。水性顔料インキを使用し耐水性や耐光性に優れている為、光で変色しません。
万年筆型(Gペン改良型)

Gペンはつけペンの一種です。強弱が付けやすい一方で、ミリペンとは反対に直線を引くのが難しく、熟練に時間がかかると言われています。ここでご紹介するのはこのGペンを改良し、使いやすくした万年筆型のペンです。
万年筆型は従来のつけペンとは違ってペン内部にインクが入っている為、Gペンより簡単に使えます。代表的なものはスクールG、コピックドローイングペンなどです。
タチカワ 新ペン先 スクールG

老舗・タチカワ(株式会社立川ピン製作所)が手がける万年筆型のペン。従来のGペンとは違い、強弱をつけやすいと評判の画材です。
金額
販売価格は400円。ミリペンと比較すると、高めです。
特徴
色はブラックとセピアの二色展開。筆圧によってペンの強弱がつけやすいことに加え、耐水性、耐光性に優れています。ただし乾くのは遅いので腕でイラストを擦らないように。Gペンとは描き心地や使い方が違うので、Gペンの代わりとしては使えません。
マンガのキャラや効果線を描く時に使いやすいペンです。
コピックドローイングペン

株式会社トゥマーカープロダクツが販売する、「コピック」シリーズの万年筆型のペン。インクカートリッジ式とは違った独自のインク供給式で、インクが途切れないという特徴があります。
金額・ペン先
販売価格は300円。タチカワスクールGより安く、極細(0.1mm)と太描き(0.2mm)の2種類があります。ただしどちらも筆圧でペン先の太さが変わります。
特徴
非常に黒く、描き心地が良く、ひっかかりも違和感もないのが特徴です。マルチライナー同様コピックにもにじまず、乾くと耐水性に優れています。マンガ・イラスト用からペンスケッチまで幅広く使用できます。
まとめ・感想
最後に、ペンの種類ごとに金額とペン先の細さをまとめてみました。

ペンごとの特徴を比較した表もぜひ参考にして下さい。

書き味はピグマ>ラッションドローイングペン=コピックマルチライナー>コピックドローイングペン>スクールGの順に滑らかだと感じました。

感想としては、ミリペンと万年筆型では圧倒的にミリペンが使いやすいです。特に王道ピグマが一番使いやすく感じ、描き心地もよく、ペン先も力をいれてもつぶれず総合的に一番優秀でした。コピックマルチライナーのペン先は潰れやすく感じられたので、筆圧が強い人には不向きです。
対して万年筆型の2種類ですが、最初は適切な太さで描くのが難しいと思いました。
初めて買う人にはミリペン!
まずはミリペンをサイズ別に何種類か購入することをおすすめします!なんと言っても描き心地がよく、滑らかに線が描けるからです。 万年筆型は線の太さを筆圧の強弱で変えることが出来ますが、やはり熟練するのに時間がかかります。ミリペンは1本の単価が安く使いやすいので、ぜひ3種類のうちから選んで購入してみてください。
私は先ほどの通りピグマが一番好きです。人それぞれ好みは違いますので、お気に入りのペンを見つけて、ぜひペン画を描いてみてください!
