滑空で有名なモモンガとムササビを描いてみたい!モモンガとムササビの違いや、リスとの共通点を知っておけば、イラストにも説得力が出ると思います。
そこで今回は、モモンガとムササビの生態をTwitterにまとめていらっしゃった、Makiさんの解説イラストから、ムササビとモモンガを描く際のポイントを見てみましょう!
※この記事で紹介している内容はご本人の許可を得て掲載しています。
Twitter 「Makiさん ムササビとモモンガもリスの仲間」ムササビとモモンガの解説
ムササビはリスの仲間
小諸市動物園のイベント「ムササビお世話タイム」で間近でムササビを見て、ムササビはリスの仲間と再認識されたとのことです。
ムササビは、しっぽを背負ったお馴染みのリスポーズや、片腕を腕に当たるポーズをします。
食べている姿はまさにリスのようで、食べ物を手でしっかり押さえてもぐもぐと食べます。
リスと同じ仕草、ポーズをしていたとのことです。
ムササビとモモンガの共通点
ムササビとモモンガは近い仲間ですが、別の種類の動物とのことです。
まずは、ムササビとモモンガの共通点についてです。
・リスの仲間
・夜行性
・木の上に住んでいる
・飛膜を広げて滑空する
・手首に針状軟骨(しんじょうなんこつ)がある
ムササビとモモンガの違い
ムササビとモモンガの違いについてです。
その大きさは全く違っており、ムササビが滑空する姿は、空飛ぶ座布団と言われていますが、手のひらサイズのモモンガが滑空する姿は、空飛ぶハンカチと言われています。
また、ムササビは脚から尾にかけての飛膜が発達しており、尾の長さの4分の1は飛膜になっているとのことです。
モモンガの目は顔の横に付いていますが、ムササビの目は顔の前に付いていて、ネコのような顔をしています。
ムササビは細長い円筒形のしっぽに対して、モモンガは平べったいしっぽとなっています。
フクロモモンガについて
ペットとして人気の高いフクロモモンガ。
名称に"モモンガ"と付いていますが、リスのモモンガとは全く別の動物とのことです。
フクロモモンガはふくろを持った有袋類で、コアラやカンガルーの仲間です。
木の上に住み、飛膜があって滑空をするという、モモンガと似た場所で似た生活をしています。
姿も似ていますが、別の動物とのことです。
左がフクロモモンガの体の解説イラストで、右がモモンガの体の解説イラストとなっています。
フクロモモンガ(双前歯目フクロモモンガ科)
・歯は伸びない
・手の指は5本
・針状軟骨(しんじょうなんこつ)はない
・親指の向きが違っていて枝を掴める
・メスはお腹にふくろがあり、中で子供を育てる
・尾は細長い
モモンガ(げっ歯目リス科)
・一生伸び続ける前歯
・手の指は4本
・針状軟骨(しんじょうなんこつ)がある
・尾は平べったい
まとめ
ムササビとモモンガの共通点や違いを知ることができました。ムササビやモモンガのイラストを描く際に、体型や生態の特徴をお探しの方は、Makiさんの解説イラストを参考にしてみて下さい。
最後に、Makiさんのプロフィールをご紹介いたします。
Makiさんはアニメーターとしてご活躍していらっしゃり、リスを描く際の資料にもなり得る、リスの観察スケッチ集を同人誌で出していらっしゃいます。様々なリス科の動物の細部や動きについてまとめたリス本となっておりますので、Twitterやホームページと一緒にぜひご覧ください!
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