厚塗りで「飴」を描いてみたいけど、本物のような透明感を出すにはどうすればよいのだろう。リアルな質感を表現できる「厚塗り」に挑戦したいと思っている方は多いのではないでしょうか。
そこで今回は、厚塗りのメイキングをTwitterにまとめていらっしゃった、新井ニィさんの解説イラストから、飴の描き方を見てみましょう!
※この記事で紹介している内容はご本人の許可を得て掲載しています。
Twitter 「新井ニィさん 厚塗りで透明感のある飴のメイキング」飴のメイキング
本メイキングはペイントソフトのSAIで描いており、使用ツールは主に、水彩筆、エアブラシ、筆です。
筆で塗り、水彩筆で馴染ませ、ふんわりと陰影をつけたい場合はエアブラシを使用しています。
(1)まず、おおまかに飴の形をとります。
(2)飴の白い部分と赤い部分を、ほどほどに混ぜていきます。
境界をぼかしたり、白い部分が透けて見える箇所を描きます。
(3)透けて見えている感じを出すために、解説イラストの矢印の箇所に、明るめの赤色を入れます。
ここまでは、レイヤー1枚で作業しているとのことです。
(4)合成モード「スクリーン」の新規レイヤーを作り、白い部分と赤い部分の真ん中を明るくします。
逆に、ふちを「乗算」で暗くしてもよい、とのことです。
(5)合成モード「発光」、「スクリーン」の新規レイヤーを作成して、ふちどりをするようにハイライトを入れます。
お好みで「オーバーレイ」を使用してもよいとのことです。
(6)凹凸を意識して、ふちを塗ります。
厚塗りということで、レイヤーはその都度、結合しています。
(7)ペン入れレイヤーの折れ線ツールで、飴に挿さっている棒を作ります。
ざっくりと影を入れて、透けている感じも忘れずに塗っていきます。
(8)気になる箇所があれば、整えましょう。
透明感のある飴が完成しました!
陰影がリアルで、実物と間違えてしまいそうですね。
まとめ
厚塗りの飴の描き方を知ることができました。厚塗りに挑戦したいのだけれど、リアルに描くためのポイントはあるのだろうか。そんな時は、新井ニィさんの解説イラストを参考にしてみて下さい。
最後に、新井ニィさんのTwitterをご紹介します。他にも素敵なイラストをご投稿していらっしゃいますので、ぜひご覧ください!
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