チェスをしたことがある人にはお馴染みの「チェスピース」。ミルクの雫が液体にこぼれ落ちる際に、王冠の形が作られる「ミルククラウン」。
今回は、厚塗りでのチェスピース・ミルククラウンのメイキングをTwitterにまとめていらっしゃった、新井ニィさんの解説イラストから、チェスピースとミルククラウンの描き方を見てみましょう!
※この記事で紹介している内容はご本人の許可を得て掲載しています。
Twitter 「新井ニィさん チェスピース・ミルククラウンの描き方」この記事の目次
チェスピース・ミルククラウンの描き方
本メイキングはペイントソフトのSAIで描いており、主な使用ツールは、筆、水彩筆、エアブラシとのことです。
(1)まずは、資料を用意しましょう。
実物のクオリティの高さに近づけるために、資料をよく見ることは大事なのですね。
(2)資料を見ながら、下書きと塗り分けをしていきます。
(3)影を大雑把に入れていきます。
塗る箇所の明度に応じて、3種類の影レイヤーを使い分けています。合成モード「乗算」、「陰影」などは気分で変えているとのことです。
(4)この辺りまでは、質感をそれほど意識せず、形を浮き上がらせています。
細かい影の落ち方を考慮しつつ、若干の光(中間色より少し明るい色)を入れていきます。
(5)質感を意識したくなった段階で、情報量を増やすため、右の解説イラストのテクスチャをかけています。
古い厚塗り絵のリサイクルということで、チェスピースに素材の質感が出てきました。
(6)適度に馴染ませていく過程で、コントラストが弱くなってしまった濃い影の箇所は、思い切って黒色を使用して、暗くしています。
影が塗り終わった段階で、合成モード「発光」レイヤーを作成して、光を入れます。
(7)ミルククラウンも、同様に塗っていきます。
ミルククラウンはほぼ真上から強い光を浴びているので、影を入れるというよりも、光っている部分を残すように塗っていきます。
(8)最後に、地面に落ちる影を描き込んで、チェスピースとミルククラウンの完成です。
使用レイヤー数は結合したものも含めて30個くらいとのことです。
まとめ
チェスピースとミルククラウンの描き方を知ることができました。厚塗りの手順や、質感の表現方法が分からない方は、新井ニィさんの解説イラストを参考にしてみて下さい。
最後に、新井ニィさんのTwitterをご紹介します。他にも素敵なイラストをご投稿していらっしゃいますので、ぜひご覧ください!
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